AS-28浮上不能事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/08/31 01:51 UTC 版)
「プリズ級深海救難艇」の記事における「AS-28浮上不能事故」の解説
ロシア海軍太平洋艦隊に所属するプリズ級深海救難艇である、AS-28は2005年8月4日、カムチャッカ沿岸のBeresowaja湾の南東沖70kmの地点で訓練中、深度180mで潜行時に古い魚網に絡まり身動きが取れなくなり、乗員7人が搭乗したまま浮上不能となった。 クルスクの事故の時とは異なりロシア海軍は他国へ救援を求めた。 イギリス、アメリカが無人探査機を空輸し、日本は潜水艦救難母艦ちよだを含む4隻の艦船を現場へ向かわせた。 8月7日早朝、最初に到着したイギリス海軍の無人探査機、スコーピオが鋼線を切断することによって障害物を取り除いた。5:26 (CET)AS-28は自力で浮上し、乗員は全員無事だった。 A事故の後、2004年に4機に対する近代化が計画された。2005年~2008年にかけてテレビカメラやマニピュレータや10mm径の金属製のロープを切断出来る切断装置や水中溶接機、等を搭載する近代化改修をKrasnoye Sormovo第12工場で実施した。 最初の改修は2億4000万ロシア・ルーブルで次の機体は2億ルーブルかかる。
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