ARPANETの始動とは? わかりやすく解説

ARPANETの始動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 02:55 UTC 版)

ARPANET」の記事における「ARPANETの始動」の解説

ARPANETは、次の4カ所のIMP相互接続する形で始まったカリフォルニア大学ロサンゼルス校 (UCLA) - レナード・クラインロックNetwork Measurement Center創設しSDS Sigma 7 というコンピュータ最初にARPANET接続したスタンフォード研究所オーグメンテイション研究センター - ダグラス・エンゲルバート初期重要なハイパーテキストシステムであるNLS開発した場所である。ARPANETにはそのNLS動作した SDS 940愛称は"Genie")が最初に接続された。 カリフォルニア大学サンタバーバラ校 (UCSB) - Culler-Fried Interactive Mathematics CenterIBM 360/75(OSはOS/MVT)を接続したユタ大学計算機科学科 - アイバン・サザランドARPAからこちらに移ってきており、DEC PDP-10OSTENEX)を接続した発足当初メンバーには以後ネットワーク歴史文化大きな影響与えることになるジョン・ポステルヴィント・サーフ含まれていた。 ARPANET上で最初に送信されメッセージは、UCLA学生プログラマであるチャーリー・クラインが送ったのである1969年10月29日午後10:30UCLAの Boelter Hall 3420号室からのことだった。クライン同大学のSDS Sigma 7からスタンフォード研究所SDS 940へとメッセージ送ったその内容は "login:" というテキストだったが、"lo" まで送信したところでシステムクラッシュした。したがってARPANET初のメッセージ実際には "lo" である。これは1文字ずつ送信元から送信先に対して電話確認行いながらの送信であった。約1時間クラッシュから復旧させ、当初テキストメッセージ全体送信成功させた。ARPANET恒久的リンクが確立したのは1969年11月21日のことで、UCLAスタンフォード研究所IMP間のことである。1969年12月5日には、4ノード相互ネットワーク完成した

※この「ARPANETの始動」の解説は、「ARPANET」の解説の一部です。
「ARPANETの始動」を含む「ARPANET」の記事については、「ARPANET」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ARPANETの始動」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ARPANETの始動」の関連用語

1
2% |||||

ARPANETの始動のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ARPANETの始動のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのARPANET (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS