AFNOR規格のAZERTY(2019年)
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「AZERTY配列」の記事における「AFNOR規格のAZERTY(2019年)」の解説
既存にフランス語を入力する際に発生する多くの問題点が指摘されていることから、2019年にフランス規格協会(AFNOR)は、新しいAZERTY配列を記述した規格 NF Z71-300を公布した。 これは、行政契約において将来標準の義務化を検討していたフランス政府(フランス語・方言に関する一般委員会)の提案を受けたものである。 オフィス・オートメーション用キーボード(105キーまたは72キー)には、AZERTYの新変形と人間工学に基づいたBÉPO配列の2種類が規格化されている。対応する文字セット、その配列、物理キーに表示しなければならない記号を規定する。そのため、物理キーボードとそのデバイスドライバの両方に対応している。 新しいAZERTY配列はフランスでの事実上の標準とは大きく異なり、基本的なラテン文字26文字の配列だけをほぼそのまま残している。その他の文字は、各キーの入力しやすさや各文字の使用頻度を考慮し、グラフ(文字)によるまたはテーマ的に近い文字をグループ化するような最適化アルゴリズムによってキーボード上に配置されている。 フランスではAZERTYが一般的であったため、ユーザーにとって一定の親しみやすさを確保し、移行を容易にするために、基本的な配列を維持することになった。Windows、Linux、Mac用のドライバーが存在する。
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