A. 組市松紋が選ばれる
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/03 06:12 UTC 版)
「2020年東京オリンピック・パラリンピックのエンブレム」の記事における「A. 組市松紋が選ばれる」の解説
予定通り4月25日の第15回エンブレム委員会にて、全21委員(欠席者は事前投票)による1人1票で過半数を得るまで、最下位を除きながら投票を繰り返して実施。1回目の投票で13票を獲得したAに決定した(Bは1、Cは2、Dは5票)。まず各委員が「応援演説」のような意見表明をして休憩後に投票を行い、その結果を組織委理事会 に諮って承認(全会一致で決定された)というスケジュールだった。 その後の15時から、エンブレム発表会を実施。場所は組織委の事務所がある虎ノ門ヒルズの5階・虎ノ門ヒルズフォーラムで、司会進行は小野日子。王委員と宮田委員長が一緒に持ったA2判のパネル を表返し、描かれたAのエンブレムを初披露した。「採用作品賞」都内在住のアーティスト・野老朝雄(当時46歳)が制作者として初めて紹介され、他の3作品「最終候補作品賞」の制作者 も登壇した。賞金100万円と2020年東京大会の開会式招待券(前回の佐野の時も同じ)の目録が、野老へ手渡された。休憩を挟み記者会見も開かれ、写真撮影の際には前回の佐野の時と異なり、組織委担当者から野老へ「ガッツポーズはダメです」と指示があった。 4月27日にはエアウィーヴ社が「東京2020オフィシャル寝具パートナー」となり、その調印式では新エンブレムが描かれたボードが早速登場。翌朝の同社による新聞全面広告にも、新エンブレムが用いられた。 5月19日から20日にかけて、都庁第1本庁舎の外壁に8.5m四方のオリ・パラエンブレム計2枚が設置された。 なお、この年のリオ五輪における、日本選手団も応援するスポンサー企業では、その関係からJOC第2エンブレムを用い続ける例もあった。 5月26日、エンブレムを用いた初の公式商品(アシックス社のTシャツ)が販売開始。6月23日からは組織委のオンラインサイトなどでも扱いが始まった。大会開幕4年前からのグッズ販売は「異例の早さ」(組織委)という。 6月20日、「東京2020大会エンブレムコンセプトムービー」が公開された。
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