48bit LBA
48bit LBAとは、Maxtor社によって提唱されているATAの接続方式におけるハードディスクの規格のことである。ATA/ATAPI-5が対応している137GBを大幅に越える144PB(=144,000,000GB)までのハードディスクを接続可能にする技術である。
Microsoft社、Compaq社のほか、大手チップセットメーカーのVIA社、大手BIOSメーカーのPhoenix社などが賛同を表明しており、大容量ATAハードディスクでの業界標準規格となっている。
なお、現在では、ANSIによってATA/ATAPI-6として規格化されているが、メーカーごとに「Large LBA」「Big Drive」などとさまざまな名称で呼ばれている。
48bit LBA(BigDrive)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 18:04 UTC 版)
「Advanced Technology Attachment」の記事における「48bit LBA(BigDrive)」の解説
従来の28ビットLBAを48ビットに拡張し、128ペビバイト(140,737,488,355,328KiB)までの容量を扱えるようにした規格。ATA/ATAPI-6で採用された。BigDriveはMaxtor社(当時)が発表したATAの拡張規格につけた名前で、ATA規格では48bitLBAと呼ばれる。 HDDをリセットした直後は従来モード (28ビットLBA) で動作し、ホストよりコマンドで48bitLBAモードに切り替える。切り替えた後はアドレスレジスタの意味が変わり2度書き込むことで1つのアドレスと解釈されるようになる。 この規格に対応したHDDを未対応(28ビットLBA)の機器およびOSに接続すると、切り替えが発生しないため128GiBのドライブとして動作する(127GiBの壁、おおよそ2002年以前に発売されたPCでこの壁がある)。 規格上、従来の28bitLBAのパラレルATAコントローラでも48BitLBAは使えるように考慮されているため、動作するオペレーティングシステム並びにデバイスドライバが対応していれば、全領域利用可能である。ただし、ブートデバイスとして利用する場合にはBIOS側が対応する必要があり、非対応の場合はブートストラップローダに加工するか、起動に必要なシステム/データがBIOSが管理できる領域に入っている必要がある。
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