4曲目ヴァージョン違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 16:23 UTC 版)
4曲目の「ジ・レ・ン・マ-25才の憂鬱」は、1988年に初CD化された際、歌詞カードの記載はLPレコードと同じだが、CDには別メロディ・別アレンジ、新たな歌詞の歌唱部分もある別ヴァージョンが収録されており、歌唱内容と歌詞カードの記載が異なっている。曲調も、当初のLP Version(「wamo!」配信では“オリジナル・アナログバージョン”、SACD盤では“Released on Analog only Version”表記)ではアンニュイな感があるが、CD Versionでは明るい感じであり、別の曲という印象を受ける。 2つのヴァージョンが存在する理由について、この曲の作編曲者でアルバムのサウンドプロデューサーでもある西村麻聡によれば、当初この曲はシングルレコードのカップリング曲候補になっており、プロデューサーからLP用に別ヴァージョンを作ろうという提案があったが、結局、シングルのカップリング曲は「ひと夏のタペストリー」に決まり、最初に候補に上がっていたヴァージョンはずっと宙に浮いた状態になっていて、「浮遊空間」がCD化される時に、晴れて日の目を見たものと思われるそう。なおこれは西村麻聡のあいまいな証言だったそうで、SACD発売の解説(解説:金澤寿和)によると当時のアシスタント・エンジニアが偶然にも今回のSACD用のマスタリングを担当し、その際の新証言によると当初はアルバムにCD Versionを収録予定であったが、レコード製造過程で左右のバス・ドラムの音が強すぎてカッティングに影響を及ぼすため商品化が難しいと判断され、LP Versionを収録したとのこと。 2018年再発レコード盤及び2022年再発カラーヴァイナル・レコード盤にはLP Versionのみ収録。2018年タワーレコード限定盤及び2022年SACD盤で再発されたCDには、両ヴァージョンを収録。 なお再発前にLP Versionは「オリジナル・アナログバージョン」として、ワーナーミュージック公式ケータイサイト「wamo!」で配信されていたが、同サイトは2017年12月31日にサービスの提供を終了した。 LP Versionでは歌われていない歌詞がCD Versionには存在しているが再発盤には一切の追加記載がされていない。
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