3290番台 片扉車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 04:25 UTC 版)
「京成3200形電車」の記事における「3290番台 片扉車」の解説
1988年5月出場の3294編成はVVVFインバータ制御試験車として登場した。東急7600系などで実績のある東洋電機製造製のGTO素子使用のインバータ装置を搭載した。外観上の他の3200形との相違点は前面の灯火類の形状で、前照灯と尾灯が角型一体ケースになっている。3291と3294は電装解除をしてクハ化。3291にSIV搭載、3292はパンタグラフ2台搭載、3294のMGは予備用として非冷房・更新工事前の5.5kVAのCLG-319が残された。3291のみCPの駆動電動機が交流化されAC-1000に変更され、3294は直流モーターのC-1000が継続使用された。同編成は4両単位で出場した。 抵抗制御車で更新・冷房化済みの3150形との混結も可能で、1989年6 - 7月に成田空港方に3187 - 3188ユニットと組んだ6連で営業運転に入ったが、以後3150形との混結はなくなった。3298編成は最終更新車で、3298 - 3297が1989年4月下旬に出場し、3296 - 3295が出場するまでの間は3150形の3158 - 3155と組んで6連で営業運転に入っていた。3296 - 3295が6月上旬に出場すると同時に車号順の4両編成(3298 - 3295)の組成を以て3200形の更新工事は終了した。3295と3298のCPの駆動電動機の交流化は行わず、C-1000を引き続き使用している。
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