3遺体発見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 09:57 UTC 版)
2004年9月23日夜になって福岡県警は諏訪川の川底で大規模な捜索を行ったが、捜索した箇所は最大水深4メートル・視界50センチメートルほどと透明度も低く、泥質の川底だったため捜索は難航した。しかしCの遺体が発見された馬沖橋付近から約350メートル(m)下流地点を大型クレーン車・投光器などで捜索したほか、同地点付近で県警機動隊所属のダイバーが潜水作業をしていたところ、18時すぎに女性Aが所有していた赤茶色の軽乗用車が沈んでいるのが発見され、21時ごろに車を大型クレーン車で引き揚げたところ、車内から男女3人の遺体が発見された。 3人の遺体はいずれも衣服を着たままで、ロープなどにより縛られた痕跡はなく、遺体は助手席、後部座席にあったが運転席は空いていた。そのため「運転免許を持っていたK2が別の場所で3人を殺害後、遺体を乗せた車を現場近くまで運転して川に沈めた」と推測された。実際に遺体発見現場を検証して車の進入経路を確認したところ、付近の土手から諏訪川の川岸にかけて車が通ったような痕跡が確認されたが、福岡県警は「女性であるK2単独では4人の殺害・遺体遺棄など一連の犯行を遂行するのは困難だ」との理由から複数犯の線を強めた。その上でK1についても犯行への嫌疑を掛け、「銃の入手経路などについても事情を知っている可能性がある」と推測した上でK1の回復を待ち、改めて事情聴取する方針を固めた。 県警捜査本部は2004年9月24日になって軽乗用車内で発見された3人の遺体をいずれも司法解剖し、遺体の身元を行方不明だったA・B・Dと断定したほか、3人の遺体は死後1週間程度経過していることが判明した。また司法解剖の結果B・D両名の遺体にはそれぞれ3発ずつ拳銃で銃撃された痕が確認された。
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