2019年垂水市議会議員選挙
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「垂水市議会」の記事における「2019年垂水市議会議員選挙」の解説
統一地方選挙の一環として行われる2019年4月の垂水市議会議員選挙は、告示の数ヶ月前から全国紙で報道されるなど注目を集めていた。 同年2月初旬、垂水市市民館の一室で、市議選に立候補予定の池田みすずと高橋理枝子は市民や近隣自治体の女性議員ら約30人に「私たちが挑戦することで、後に女性が続いてくれたら」と訴えた。垂水市では1958年の市制施行から60年以上女性市議がいなかった。全国792市のうち市制施行以来の「女性議員ゼロ」は垂水市だけであった。この日の集会は、平神純子・南さつま市議が代表をつとめる団体「鹿児島県内の女性議員を100人にする会」によって開催された。 4月21日に行われた市議選では、元税理士事務所事務員の池田みすずが3位当選、高橋理枝子は次点で落選した。垂水市初の女性市議が誕生し、かつ日本において女性市議をもたなかった市はゼロとなった。 4月22日、自民党の川越信男市議が告示前に行ったコメントが民放番組で放送された。「女性市議が誕生したら」という趣旨の質問に対し、川越は「やりにくい。下手な言葉を言えば、セクハラ・パワハラと言われる恐れもある」「期待はないね」と答えた。この発言に批判が相次いだことから、4月23日、新聞が取材すると川越は「ちょこっと言ったことが大きくなっている。悪かったのであればおわびをします」と弁明した。 第25回参議院議員通常選挙を間近に控えた7月11日、次点で落選した高橋理枝子と前述の平神純子南さつま市議、社会学者の上野千鶴子の鼎談をまとめた記事(動画付)が朝日新聞に掲載された。3者の間で女性の政治参加についての議論が交わされた。
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