2017年 マスターズ初優勝 世界3位
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「アレクサンダー・ズベレフ」の記事における「2017年 マスターズ初優勝 世界3位」の解説
年初のホップマン・カップのスイス戦ではロジャー・フェデラーに7-6(1), 6-7(4), 7-6(4)で勝利した。全豪オープンでは3回戦でラファエル・ナダルと4時間を超える激闘の末、6-4, 3-6, 7-6(5), 3-6, 6-2で敗れた。 2月のデビスカップ対ベルギー戦では兄ミーシャと共にドイツ代表に選出され、ダブルスには兄弟で組んで出場。ルーベン・ベーメルマンス/ヨリス・デ・ローレ組に敗れた。 翌週の南フランス・オープンではシングルス決勝ではリシャール・ガスケを破り、ツアー2勝目をあげ、ダブルスでは兄のミーシャ・ズベレフと組んで、決勝でファブリス・マルタン/ダニエル・ネスターに勝利し、ダブルス初優勝を果たした。 マイアミ・オープンでは第16シードとして出場。3回戦で第1シードのスタン・ワウリンカをフルセットの末に破る金星を挙げベスト8に進出。しかし準々決勝でニック・キリオスに敗れた。 その後のクレーコートシーズンで彼は飛躍を果たす。まずBMWオープン決勝でギド・ページャを下して、ツアー3勝目。ムチュア・マドリード・オープンではノーシードでの出場となったものの、2回戦で第7シードのマリン・チリッチ、3回戦で第11シードのトマーシュ・ベルディハを破りベスト8。そして5月のBNLイタリア国際では、準々決勝でミロシュ・ラオニッチ、準決勝でジョン・イスナーに勝利し、マスターズ1000で初めて決勝に駒を進めると、決勝では第2シード・世界ランキング2位のノバク・ジョコビッチを6-4, 6-3で破り、ツアー4勝目、マスターズ初優勝を決めた。大会後の世界ランキングで自己最高の10位となり、20歳でトップ10入りを果たす。しかし、第9シードで迎えた全仏オープンは1回戦でフェルナンド・ベルダスコに4-6, 6-3, 4-6, 2-6で敗れた。 ゲリー・ウェバー・オープンでは決勝に進出。しかし、決勝ロジャー・フェデラーにストレートで完敗を喫す。ウィンブルドンでは初めて4回戦に進出するもミロシュ・ラオニッチに敗れた。 シティ・オープン準決勝では第2シードの錦織圭を6-3,6-4のストレートで下し、決勝でケビン・アンダーソンを破り、ツアー5勝目。ロジャーズ・カップ決勝で第2シード・ロジャー・フェデラーに6-3, 6-4で勝利し、ATPマスターズ1000で2勝目を挙げる。 全米オープンは第4シードで迎えたが2回戦でボルナ・チョリッチに敗れた。その後は早期敗退が目立ち始めるが、パリ・マスターズ終了後、昨年優勝者アンディ・マリーのポイント失効により、自己最高の世界ランク3位を記録した。 レースランキング3位でATPファイナルズに初出場が決まった為、ネクストジェネレーション・ATPファイナルの出場を辞退してATPファイナルズに専念する。しかしラウンドロビン1勝2敗で敗退となった。終盤の失速はあったものの、20歳の若さで5度のツアー優勝、マスターズ2勝、年間最終ランキングは4位と、飛躍の年となった。
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