2014年のデジタル化対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 19:41 UTC 版)
「シネマ尾道」の記事における「2014年のデジタル化対応」の解説
2013年には大手配給会社が続々とデジタルシネマに切り替えてフィルム作品が減少し、全国的に経営難のミニシアターの閉館が相次いだ。シネマ尾道の客入りは順調だったとはいえ、他のミニシアター同様にデジタル化の問題が浮上した。最低400万円のデジタル映写機の購入をめぐって映画館存続の危機に瀕したが、2013年秋には東京や大分市(シネマ5)の映画館の支配人などがインターネット上でシネマ尾道への募金を呼び掛け、2014年7月までに500万円の募金が集まった。 中古のデジタル映写機を420万円(6年間の分割払い)で購入してデジタル化に踏み切り、上映作品を厳選することで経費を削減した。観客数は年間約15,000人で安定しており、採算ラインの1日平均約40人をわずかに超えている。尾道市の人口は約15万人であるため、市民の10人に1人がシネマ尾道に足を運んでいる計算となる。 2012年にはWOWOWがコミュニティシネマを支援する活動を開始し、11月には第1弾として『愛のあしあと』の無料上映が行われた。上映費用はWOWOWが全額負担し、シネマ尾道の他には大阪市の第七藝術劇場、埼玉県深谷市の深谷シネマ、北九州市の小倉昭和館で同様の活動が行われた。
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