2006年大統領選挙
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/01 04:27 UTC 版)
「民主革命党 (メキシコ)」の記事における「2006年大統領選挙」の解説
メキシコ市長となったロペス・オブラドールの個人的人気は非常に高く、そのため中央政府のフォックス大統領とは激しく対立してきた。そしてPRD以外の左派小政党と左派連合を結成して2006年7月の大統領選挙に立候補、「騎手も馬も変えなければならない」と与党PANが進めてきた新自由主義政策に対する批判で支持を集めたが、得票率わずか0.58ポイントの差で敗北した(PAN:フェリペ・カルデロン35.89%・左派連合:ロペス・オブラドール35.31%)。しかし、開票に不正があったとしてロペス・オブラドール陣営は選挙裁判所に提訴した。9月5日、選挙裁判所は投票の有効性を認め、PRDの訴えを却下した。これに不満を持った支持者数十万人は首都メキシコシティのソカロ広場に集結、オブラドールこそが正当な大統領だとして並行政府(gobierno paralelo)の創設を宣言する事態となった。なお大統領選挙と同時に行われた連邦議会選挙では得票を大きく伸ばし、下院で500議席中160議席、上院で128議席中36議席を獲得した(選挙協力を行った左派小政党を含めた数字である)。
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