20世紀日本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/10 07:19 UTC 版)
「ディスペンセーション主義」の記事における「20世紀日本」の解説
ムーディー聖書学院に学び、W.ブラックストンの著書を日本に紹介したホーリネス教会の監督中田重治らが1919年再臨運動で盛んに主張した。1933年のホーリネス・リバイバルの時に、中田らはすぐに再臨が来る可能性を主張した。そして、1933年にディスペンセーションと日ユ同祖論に結びつけた神学を主張したことによりホーリネス教会の分裂を引き起こした。中田の流れを継ぐ、基督兄弟団、基督聖協団は今日もその神学を主張している。 戦後はいのちのことば社、聖書図書刊行会がディスペンセーションのL.S.シェイファー、A.T.リード、ハル・リンゼイなどの神学者の著作を多数紹介して、日本の福音派にはディスペンセーション主義が広く浸透した。20世紀末には再臨が起こる可能性を主張した人々もいた。 日本人でのディスペンセーションの主な推進者に高木慶太がいる。『近づいている人類の破局』『これからの世界情勢と聖書の預言』などの著書によって、ディスペンセーション主義の預言の解釈を広めた。 1995年、ウィットネス・リーによる、ディスペンセーション主義の脚注がついた、新約聖書回復訳聖書が、日本福音書房より、翻訳出版された。その聖書では、ディスペンセーション主義のエコノミー(経綸)による聖書解釈がなされている。
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