2.世界的問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/25 17:57 UTC 版)
「モントリオール宣言」の記事における「2.世界的問題」の解説
「全ての人権は普遍的にして不可分であり、相互に依存し、相互に関連している。」という1993年に開催されダライ・ラマ14世も参加したウイーンでの世界人権会議の言葉を引用して、「LGBTの人権が体系的に蹂躙されている世界は、誰もが安全や自由を感じることのできない世界である。」と主張する。(なおこの世界人権会議で承認されたウィーン宣言及び行動計画の基本原則はジョグジャカルタ原則第1原則と障害のある人の権利条約の前文(c)項目にも明記されている。) そしてまずエイズについてLGBTの当事者に対して正確な情報と適切な治療を提供し、エイズ問題に関しての暴力と差別の撤廃こそがエイズの予防と治療に不可欠であると主張し、 次に亡命について、国や国際連合難民高等弁務官に性的指向や性同一性に関して難民の地位を承認するよう法改正を求めている。 次に移民の問題について国際条約が同性カップルに異性の婚約者と同じ権利を承認するよう求めている。 国際連合はこれまでLGBTの権利を人権として認めることに消極的或いは不可能であり続けたが、そうした事態は許されず、継続して国際連合にLGBTの権利を承認するよう要求してゆくと主張する。
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