2交代制の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 02:36 UTC 版)
人員の不足または人件費(割増賃金)を少しでも抑えようとする(増員できない)あまり、2交代制(拘束時間が12時間以上の勤務)のみになり、3交代を取り入れない場合もままある。24時間態勢で稼働する工場や警備業、ビルメンテナンス業などにて交代勤務を取り入れて勤務する場合、現場によっては3交代ではなく2交代のシフトしか取り入れず、実働時間と休憩時間を合わせた拘束時間が12時間になる場合もあるため、極めて不規則な生活となり、体調を崩しやすくなる。 例1:「9:00~21:00」「21:00~9:00」のように、実働時間と休憩時間を合わせた拘束時間が12時間もある(実働時間は10時間〜10時間30分程度)。「自宅から勤務先までの通勤時間」および「終業〜帰宅するまでの所要時間」も加算すれば、実質の拘束時間はもっと長くなり、「終業〜次の勤務までの空き時間」が12時間を下回るため、帰宅後すぐ睡眠を取らないと次の勤務に耐えられなくなる。 例2:18:00~翌朝09:00。通勤時間も含めると、自宅にいる時間が数時間。残業等が発生するとさらにその時間は短くなる。
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