2歳戦からクラシック
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「サイレントディール」の記事における「2歳戦からクラシック」の解説
2002年9月15日、阪神競馬場で行われた新馬戦でデビュー。中館英二騎乗のサイレントディールは、この芝1600mのレースを1番人気で逃げ切り、2着メイショウマルスに2馬身半差をつけて勝利した。続く武豊が騎乗した萩ステークス(京都・芝1800m)では5着に敗れるが、同条件の黄菊賞(500万下、上村洋行騎乗)を2番手からの競馬で勝利する。12月8日の朝日杯フューチュリティステークスで重賞初出走。武豊騎乗の3番人気サイレントディールは、強力な先行馬が不在の中でハナを主張するが、同じく掛かり気味に先行したマイネルモルゲンと1000m通過56.9秒のハイペースを作り出したのちに失速。勝ったエイシンチャンプから0.9秒差の8着に敗れた。 2003年1月12日、サイレントディールは1番人気に推されたシンザン記念で重賞初勝利を挙げる。道中6番手追走からスローの流れに乗り、早めのスパートから2着マッキーマックスをクビ差で抑えた。前半47.9-後半46.9秒のレースラップと1分34秒8の勝ち時計は、前年の勝ち馬でありダービー馬、タニノギムレットのそれと全く同じ数字だった。この時点で陣営はドバイで行われるUAEダービー出走のプランを持っていた。続くきさらぎ賞は重馬場の中、後方からの競馬で3番人気ネオユニヴァースの2着。この後、サイレントディールは有力馬の一頭としてクラシックへ向かうが、皐月賞、日本ダービーともにネオユニヴァースの6着、4着に敗れた。馬の評価には常に激しい気性からくる折り合い面への不安が伴い、武豊はのちに「今にして思えば、2400mでよく折り合ったものだ」とダービーを回顧している。その後、6月には3歳馬ながら宝塚記念へ出走するが、ヒシミラクルの10着に敗れた。
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