1994年 - 1996年 転換期
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「ライド (バンド)」の記事における「1994年 - 1996年 転換期」の解説
1993年世間では『ゴーイング・ブランク・アゲイン』の成功と共に彼らの3枚目のアルバムのリリースが待たれていた。ファーストとセカンドでの変化として曲のクレジットがバンド名義から個人名に変わったことが挙げられるが、この頃からメンバーそれぞれのアーティストとしての自我の発芽、さらに結婚して家庭を持つ等プライベートの転機もあり、初期衝動のままバンドの1/4の存在として活動していくには難しい局面を迎えていく。人気とは反比例してバンド内の結束が弱くなり、特にガードナーとベルの音楽的価値観の違いが大きくなってきた。1994年に彼らの3枚目のアルバムである『カーニバル・オブ・ライト』をリリース。その頃から音楽シーンの中心はブリットポップへと移り変わっていった。『カーニバル・オブ・ライト』で彼らはルーツミュージックへの接近等『ゴーイング・ブランク・アゲイン』以上に新たな音楽への可能性を試みた (ザ・クリエイションのカバー曲「How Does It Feel to Feel」もアルバムに収録された) が、一方で、スタジオワークによる構築感、安定感の強いそのサウンドからは初期ライドのサウンドに特徴的だった衝動性、疾走感、メランコリーといったエモーショナルな要素 (若さ特有の、というべきか) が後退してしまった。
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