1960年のバス転落事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 08:27 UTC 版)
「比叡山ドライブウェイ」の記事における「1960年のバス転落事故」の解説
1960年(昭和35年)7月24日に比叡山ドライブウェイの三差路で観光バスの転落事故が発生した。神戸市葺合区(現・中央区)遺族会の会員を載せた全但交通株式会社の観光バス2台が比叡山を参拝するために比叡山ドライブウェイを回っていたところ、三差路で観光バスの二号車が前から来た京阪バスに衝突し、ガードレールを突き破って崖下に転落した。転落したバスは20 m下の人道に叩きつけられた後にバウンドし、更に130 m下の谷底に転落した。 目撃者の1人は高齢者や子供が窓から飛び出ていったと述べている。また、駆け付けた新聞記者の1人は無残な様子に気を失って倒れた。救出は警察、消防署に加えて自衛隊もあたった。 現場検証が7月25日から7月26日にかけて大津警察署によって行われ、事故直前には時速40 kmを超すスピードを出していて、エアブレーキの空気圧力が危険状態にあったことが判明し、運転手の責任は免れないと結論を得た。大津地方検察庁で運転手を過失致死容疑で起訴し、第一審で有罪判決が下された。
※この「1960年のバス転落事故」の解説は、「比叡山ドライブウェイ」の解説の一部です。
「1960年のバス転落事故」を含む「比叡山ドライブウェイ」の記事については、「比叡山ドライブウェイ」の概要を参照ください。
- 1960年のバス転落事故のページへのリンク