18禁指定問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 15:51 UTC 版)
「卒業II 〜Neo Generation〜」の記事における「18禁指定問題」の解説
JHVは1993年にコンピュータソフトウェア倫理機構(ソフ倫)へ加盟したが、それに伴う倫理審査で本作は「未成年者の飲酒・喫煙」表現(パラメータの低下で非行化した生徒が行う)を理由に18歳未満販売禁止指定となった。性表現以外の理由を主として18歳未満販売禁止指定が下されたのは本作が初めてであったが、JHVはこの指定に反発してソフ倫脱退を決意。しかし、1994年当時は現在と異なり倫理審査を受けない状態では流通上、極めて不利な取り扱いを強いられることから最終的にこれを断念せざるを得なかった。後にソフ倫側は妥協案として将来的な「R指定(15歳未満販売禁止)」の新設を提示。これに伴い、本作は18禁指定で発売された1ヶ月後の6月27日にR指定へ緩和された。 もっとも、この18禁指定に対しては「文脈上、非行防止の観点から描かれているのは明白であるにも関わらず、杓子定規的に一場面のみを取り上げる形での18禁指定は問題ではないか」との批判が多かった。実際に、指定以前に誌面で扱っていたということもあるが、原則的には18禁ゲームの積極的な掲載をしていなかったマイコンBASICマガジンも、本作の紹介記事を載せている。これに対し、家庭用では最後発の3DO版が「16歳未満不適」であるのを除き全機種とも特に対象年齢の指定は行われていない。ただし、プレイステーション版は問題となったイベントの多くが別のイベントに差し替えられている。
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