1600F/1000Fシリーズ用レンズ
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ハッセルブラッド社が、コダックのスウェーデン代理店だった縁から、当初用意されたレンズはエクターであった。外見はコダック・エクトラ用に似ている。絞りは自動では無いプリセット絞りであったが、羽の枚数が非常に多く11枚取り付けられていた。ボディーへの取り付けはスクリューマウントである。 エクター55mmF6.3- 最初期のカタログにも掲載され複数製造された優秀な広角,レンズであるのだが,市販される事は中止されて仕舞った。 エクター80mmF2.8- 初期の優秀な標準レンズ。絞り開放から3段絞っても微妙に繊細なフレアーが出て、女性の肌などに独特な表現力がある。フィルターのサイズはシリーズ7である。 エクター135mmF3.5- 優秀な中望遠レンズである。此のレンズのフィルターアタッチメントはシリーズ7。 エクター254mmF5.6- 此方も最初期のカタログに掲載されて,複数製造された優秀な望遠レンズであるが,発売が中止されて市販されずに終わって仕舞った。此の為に広角と望遠は,カールツァイス製造のレンズの発売を待たねば成らなくなった。 1952年頃カール・ツァイス・オプトン製に変更された。反射防止コーティングと色補正が施されている。プリセット絞り。ディスタゴン60mmF5.6- カール・ツァイス製。 テッサー80mmF2.8- カール・ツァイス製。同じテッサーで、赤いTマークの着いている物と、マーク無しで、レンズの鏡胴のデザインが、僅かに異なる2種類が、発売されていた。メーカー名がCarl zeissの物は先端が黒いリングで全長が多少短い。初期に生産されたZeiss Optonの刻印の物は、赤いTのマークが刻印されており、先端のリングもシルバークロームであり、全長が長めになる。発売機種の写真が並べられた公式ポスターに使われている1000Fの写真に取り付けてあるレンズは、Zeiss Optonの先端リングがシルバークロームのタイプである。絞り羽根はコダック製のレンズと同じ11枚取り付けられている。 ゾナー135mmF3.5- カール・ツァイス製。 ゾナー250mmF4- カール・ツァイス製。 その他社外品として以下が知られている。 ピコン135mmF3.5 - ドイツ、ピエスケールのレンズ。 ダロン350mmF4.5 - イギリス、ダルメイヤーのレンズ。 ダロン508mmF5.6 - イギリス、ダルメイヤーのレンズ。113本が生産された。うち20本はスウェーデン海軍向けHK-1セットに含まれている。
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