117 seriesとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 117 seriesの意味・解説 

国鉄117系電車

(117 series から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/15 13:13 UTC 版)

117系電車(117けいでんしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)が製造した直流近郊形電車


注釈

  1. ^ 名古屋地区投入分は全自動仕様である。
  2. ^ この側面レイアウトは115系3000番台213系にも踏襲された。
  3. ^ この造形の類似例は、以後においても本系列を基本に設計された185系に見られるのみである。
  4. ^ 1935年から京都 - 神戸間で運転。急行と呼ばれていたが急行料金を徴収しない、現在の快速や新快速に相当する速達列車であった。
  5. ^ 帯のぶどう色は新快速のイメージカラーとして、後継車種の221系をはじめとする京阪神地区向けの近郊形車両に継承されている。
  6. ^ ただし平天井ではない。
  7. ^ 同じ高運転台の非貫通であるが、正面の傾斜がなく、正面窓上には113系と同様の種別表示器が設置され、前照灯は縦形のライトケースに収められるという当時の電気機関車に近いものだった。
  8. ^ パンタグラフ付きの電動車を除く各形式は冷房装置もAU13型分散式冷房装置7基搭載。
  9. ^ ただし、速度検知を行っていない場合はCS43Aでも直列段から起動する。
  10. ^ 端子電圧375 V時定格出力120 kW。
  11. ^ 本系列は既存の153系とは電気連結器等のシステムが異なるため併結ができず、そのため本系列と153系を各1編成ずつ併結して12両編成となる運用には充当できなかった。この制約から本系列投入に伴う153系の置き換え計画では、合計8回に分けて暫定運用が実施されている。
  12. ^ 新快速運用に充当されていた153系は、最初期製造車を含む初期製造グループを主体としており、特にクハ153形は低運転台仕様の0番台車が大量に含まれていた。このような事情から、状態不良での廃車分はこれらの老朽車に集中している。
  13. ^ 下降窓からの雨水侵入で車体の腐食が著しかった157系の教訓による。
  14. ^ いずれも205系用として開発されたボルスタレス台車の仕様を一部変更の上で採用している。
  15. ^ つまり、全編成をクハ117-モハ117-モハ116-クハ116の4両編成に組み替えている。
  16. ^ これにより、トイレ付きの0番台車の連結位置により、編成ごとのトイレ設置位置が異なることとなった。
  17. ^ 12両での運転は朝夕快速で行われたことはあった。
  18. ^ 車両や施設の改造を行わずに出せる最高速度として設定されたものである。
  19. ^ 播州赤穂発着の臨時新快速「赤穂レジャー号(1999年は忠臣蔵レジャー号)」(土休日運転)には本系列6両編成が使用されたが、1999年10月2日改正から221系8両編成での運転に変更された。
  20. ^ T01・T02編成:いずれも2号車・3号車は100番台。
  21. ^ 2006年10月21日に湖西線永原駅 - 北陸本線敦賀駅間が直流に転換されたが、地上設備の関係で当系列は従前通り北陸本線には乗り入れず湖西線永原駅が北限である。
  22. ^ a b 下関総合車両所岡山電車支所(旧岡山電車区)に汚物処理設備が設けられたのは、2023年に真空吸引式汚物処理装置を採用した227系500番台が配置されて以降である。
  23. ^ 種別の他、「山陽本線」「伯備線」「赤穂線」「瀬戸大橋線」「宇野線」の路線名を表示可能としていた。

出典

  1. ^ a b c d e 鉄道図書刊行会『鉄道ピクトリアル』2010年9月号特集「117系・185系電車」pp.26 - 27・36 - 37。
  2. ^ a b c d 交友社「鉄道ファン」1979年12月号新車ガイド1「City Liner117系デビュー」pp.45 - 54。
  3. ^ 略年誌 p.201
  4. ^ 国鉄の車両11 p.69
  5. ^ a b 『J-train』通巻42号、p.64
  6. ^ RF229 p.29
  7. ^ 『鉄道ファン』通巻584号、p.91
  8. ^ 『関西新快速物語』 寺本光照福原俊一JTBパブリッシング、2011年、p.134。ISBN 9784533083686
  9. ^ a b 電車モーターを設計していたころ」(PDF)『わだち』第128号、鉄道友の会福井支部、 オリジナルの2013年6月2日時点におけるアーカイブ。 
  10. ^ a b 『鉄道ファン』通巻584号、p.89
  11. ^ 略年誌 p189
  12. ^ 50年 p.102
  13. ^ 略年誌 p.192
  14. ^ 略年誌 pp.199-200
  15. ^ a b c d e f g 交友社『鉄道ファン』1982年4月号「東海ライナー117系完成」pp.58 - 59。
  16. ^ a b c d e 交友社『鉄道ファン』1986年12月号「61-11ダイヤ改正と車両増備」pp.60 - 63。
  17. ^ a b c 『鉄道ファン』通巻584号、p.90
  18. ^ 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」特集「117系・185系電車」p.28。
  19. ^ 『鉄道ダイヤ情報』通巻334号、p.17
  20. ^ 『鉄道ファン』通巻608号、p.113
  21. ^ a b 『鉄道ファン』通巻608号、p.114
  22. ^ 『鉄道ファン』通巻585号、p.108
  23. ^ 『鉄道ダイヤ情報』通巻334号、p.18
  24. ^ a b 『鉄道ファン』通巻608号、p.116
  25. ^ a b 『鉄道ファン』通巻608号、p.117
  26. ^ 『鉄道ファン』通巻608号、p.114
  27. ^ a b 『鉄道ファン』通巻608号、p.115
  28. ^ 『鉄道ファン』通巻608号、p.118
  29. ^ 臨時新快速,117系8両を使用して運転 - 交友社鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース 2009年4月5日
  30. ^ 『鉄道ファン』通巻585号、p.106
  31. ^ a b 『J-train』通巻42号、p.70
  32. ^ a b 『電車編成表2010夏』p.144
  33. ^ a b 『JR電車編成表』2020夏 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2020年、p.362。ISBN 9784330050201
  34. ^ a b c d 『JR電車編成表』2020夏 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2020年、p.361。ISBN 9784330050201
  35. ^ a b c 『JR電車編成表』2020夏 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2020年、p.148。ISBN 9784330050201
  36. ^ a b 『JR電車編成表』2022冬 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2021年、p.360。ISBN 9784330065212
  37. ^ a b 『JR電車編成表』2022夏 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2022年、p.359。ISBN 9784330028224
  38. ^ JR西日本「117系」トップナンバー編成 5月末に引退 京都鉄道博物館で展示イベント」『乗りものニュース』株式会社メディア・ヴァーグ、2022年4月18日。2022年4月19日閲覧。
  39. ^ やっぱり117系「117系」特別展示のおしらせ”. 京都鉄道博物館. 京都鉄道博物館 (2022年4月18日). 2022年4月19日閲覧。
  40. ^ a b 『JR電車編成表』2023冬 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2022年、p.360。ISBN 9784330067223
  41. ^ 【JR西日本×日本旅行 車両所現地見学企画 “第七弾”】 車両の魅力が満載! 「吹田総合車両所見学ツアー」発売について:JR西日本”. www.westjr.co.jp. 2023年1月11日閲覧。
  42. ^ a b c d e f g h i 『JR電車編成表』2024冬 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2023年、p.360。ISBN 9784330064239
  43. ^ 京都鉄道博物館 NEWS RELEASE 当館に新たな車両が仲間入り 117系電車収蔵のおしらせ”. 西日本旅客鉄道 (2023年7月28日). 2023年7月31日閲覧。
  44. ^ a b c d ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2023夏 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2023年、p.360。ISBN 9784330024233
  45. ^ ありがとう 113系、117系 京都南部・滋賀エリアで運行している113系電車、117系電車が引退します。かつては、JR京都線、JR神戸線など、広範囲で活躍していた電車で、多くのお客様にご利用いただきました。お疲れ様でした。”. 西日本旅客鉄道. 2023年5月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月30日閲覧。
  46. ^ “【たくさんのメッセージに見送られて】草津線・湖西線の113系・117系が運用終了”. ネコ・パブリッシング(鉄道ホビダス). オリジナルの2023年5月30日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230530053544/https://rail.hobidas.com/rmnews/454375/ 2023年5月30日閲覧。 
  47. ^ 車両の整備士が企画! 「車両撮影ツアー@下関総合車両所」発売について”. 西日本旅客鉄道株式会社 (2023年2月24日). 2023年2月24日閲覧。
  48. ^ 『電車編成表2019夏』p.148
  49. ^ 117系S99編成 回送/2021年9月21日(火) - 鉄道コム”. www.tetsudo.com. 2021年12月4日閲覧。
  50. ^ 吹田総合車両所京都支所117系編成表 - JR編成表、配置表”. sirasagi683kei.wiki.fc2.com. 2021年12月4日閲覧。
  51. ^ a b 『電車編成表2010夏』p.177
  52. ^ a b c 『JR電車編成表』2023冬 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2022年、p.310-311。ISBN 9784330067223
  53. ^ 117系E05編成が黄色一色に - 交友社『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース 2010年3月25日
  54. ^ 【JR西】117系E-04編成が濃黄色に - ネコ・パブリッシング 鉄道ホビダス RMニュース 2016年8月4日
  55. ^ a b 『JR電車編成表』2016冬 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2015年、p.359-360。ISBN 9784330623153
  56. ^ a b c d e 『JR電車編成表』2016夏 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2016年、p.357。ISBN 9784330682167
  57. ^ 117系E05編成が「ファジアーノ岡山応援ラッピングトレイン」に - 交友社『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース 2016年10月20日
  58. ^ 2022年春 ダイヤ改正について(岡山・福山エリア) - JR西日本 ニュースリリース 2021年12月17日
  59. ^ 岡山・備後エリアの新型車両「Urara」の運行開始について” (PDF). 西日本旅客鉄道. 2023年5月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月29日閲覧。
  60. ^ 【JR西】117系に和歌山地域色登場」 ネコ・パブリッシング 鉄道ホビダス RMニュース 2012年4月3日
  61. ^ a b c 『JR電車編成表』2016夏 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2016年、p.360。ISBN 9784330682167
  62. ^ a b c 『JR電車編成表』2016夏 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2016年、p.166。ISBN 9784330682167
  63. ^ 117系が和歌山線の定期運用から撤退”. railf.jp(鉄道ニュース). 交友社 (2019年3月16日). 2019年3月19日閲覧。
  64. ^ a b c d 『JR電車編成表』2020冬 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2019年、p.359。ISBN 9784330021195
  65. ^ a b c 『JR電車編成表』2021冬 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2020年、p.360。ISBN 9784330082202
  66. ^ 新たな長距離列車の列車名・エクステリア・設備愛称名の決定について』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2019年3月21日http://www.westjr.co.jp/press/article/2019/03/page_14028.html2019年3月19日閲覧 
  67. ^ “決定!JR西「新たな長距離列車」のデザイナー 117系を改造し西日本エリアを運行”. 東洋経済オンライン (東洋経済新報社). (2017年6月20日). http://toyokeizai.net/articles/-/177152 2017年7月19日閲覧。 
  68. ^ 名前は「銀河」に、JR西日本の新たな長距離列車”. 東洋経済オンライン (2019年3月19日). 2019年3月19日閲覧。
  69. ^ “JR西日本117系改造「新たな長距離列車」車内デザイン - 画像22枚”. マイナビニュース (マイナビ). (2018年5月23日). https://news.mynavi.jp/article/20180523-635112/ 2018年9月16日閲覧。 
  70. ^ EXPRESS 銀河 Good Design Award - 日本産業デザイン振興会
  71. ^ 117系S11編成が登場当時の塗装となり出場」交友社『鉄道ファン』railf.jp 2009年8月27日
  72. ^ 「佐久間レールパーク」と木製電車「モハ1」見学ツアー商品の発売 JR東海ニュースリリース 2009年8月21日
  73. ^ a b 『鉄道ファン』通巻595号、p.108
  74. ^ 『鉄道ファン』通巻595号、p.109
  75. ^ “伝説の名車「117系」が来春で引退”. 中日新聞 (中日新聞社). (2012年12月11日). オリジナルの2012年12月14日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121214052049/http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012121190151009.html 2012年12月12日閲覧。 
  76. ^ 平成25年3月ダイヤ改正について” (PDF). 東海旅客鉄道株式会社 (2012年12月21日). 2012年12月22日閲覧。
  77. ^ 『JR電車編成表2014夏』ISBN 9784330466149 p.357。
  78. ^ 117系「トレイン117」編成登場』 ネコ・パブリッシング 鉄道ホビダス「編集長敬白」 2010年7月27日
  79. ^ リニア・鉄道館 N700系車両の展示について~初めて屋外に新幹線車両を展示します!~』(PDF)(プレスリリース)東海旅客鉄道、2019年5月17日https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000039557.pdf2019年5月17日閲覧 
  80. ^ リニア・鉄道館,7月17日からN700系量産先行試作車を展示 クロ381-11は6月7日をもって展示を終了”. railf.jp(鉄道ニュース). 交友社 (2019年5月17日). 2019年6月2日閲覧。
  81. ^ 当館に新たな車両が仲間入り 117系電車収蔵のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)京都鉄道博物館、2023年7月28日https://www.kyotorailwaymuseum.jp/news/sysimg/01144/link_6QlLN.pdf2023年7月28日閲覧 
  82. ^ リニア・鉄道館で117系の一部が搬出される”. railf.jp(鉄道ニュース). 交友社 (2019年6月1日). 2019年6月2日閲覧。


「国鉄117系電車」の続きの解説一覧

「117 series」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「117 series」の関連用語

117 seriesのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



117 seriesのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの国鉄117系電車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS