国鉄117系電車 保存車

国鉄117系電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/15 13:13 UTC 版)

保存車

117系静態保存車一覧
画像 番号 所在地 備考
クハ117-30 愛知県名古屋市港区金城ふ頭3-2-2
リニア・鉄道館
元大垣電車区S1編成。
開館当初より屋外展示されていたが、2019年クロ381-11との入替で屋内の収蔵車両エリアへ移動[79][80]
クハ117-1 京都府京都市下京区観喜寺町
京都鉄道博物館
元吹田総合車両所京都支所T1編成。
2023年7月より保存展示[81]
モハ117-59
クハ116-209
愛知県名古屋市港区金城ふ頭3-2-2
リニア・鉄道館
※解体済み
元大垣電車区S1編成。
開館当初よりクハ117-30との3両編成で屋外展示されていたが、2019年のN700系量産先行試作車(X0編成)への屋外展示入替に伴い解体された[82]

脚注

参考文献

書籍

  • ジェー・アール・アール『JR電車編成表'03夏』、ジェー・アール・アール、2003年6月。 
  • ジェー・アール・アール『JR電車編成表2010夏』、交通新聞社、2010年5月、ISBN 978-4-330-14310-1 
  • ジェー・アール・アール『JR電車編成表2019夏』、交通新聞社、2019年5月、ISBN 978-4-330-97219-0 
  • 『鉄道ファン Vol.20 No.229 1980年5月号』、交友社、1980年(以下、RF229と略記)
  • 関西国電略年誌編集委員会編・大阪鉄道管理局 運転部電車課監修 『関西国電略年誌』、鉄道史資料保存会、1982年(以下、略年誌と略記)
  • 関西国電50年編集委員会、『関西国電50年』、鉄道史資料保存会、1982年(以下、50年と略記)
  • 関崇博・成田冬紀『国鉄の車両11 東海道線II』、保育社 1984年 ISBN 4586530111(以下、国鉄の車両11と略記)

記事

  • 遠藤泰和「61-11ダイヤ改正と車両増備」「鉄道ファン」第308号、交友社、1986年12月号、60-63P。
  • 福原俊一「117系近郊形電車のあゆみ その2」『鉄道ファン』第584号、交友社、2009年12月、87 - 91頁。 
  • 福原俊一「117系近郊形電車のあゆみ その3」『鉄道ファン』第585号、交友社、2010年1月、106 - 109頁。 
  • 深見夏好「117系近郊形電車のあゆみ 東海エリア現況編その2」『鉄道ファン』第595号、交友社、2010年11月、106 - 109頁。 
  • 寺本光照「117系 運転の記録2」『鉄道ファン』第608号、交友社、2011年12月、112 - 117頁。 
  • 寺本光照「117系 運転の記録3」『鉄道ファン』第609号、交友社、2012年1月、114 - 119頁。 
  • 坂正博(ジェー・アール・アール)「関西の新快速~その誕生から現況まで~」『鉄道ダイヤ情報』第334号、交通新聞社、2012年2月、12 - 26頁。 
  • 岡田誠一「Details 国鉄型車両 京都総合運転所117系8連T1編成」『J-train』第42号、イカロス出版、2011年7月、54 - 70頁。 

関連項目


注釈

  1. ^ 名古屋地区投入分は全自動仕様である。
  2. ^ この側面レイアウトは115系3000番台213系にも踏襲された。
  3. ^ この造形の類似例は、以後においても本系列を基本に設計された185系に見られるのみである。
  4. ^ 1935年から京都 - 神戸間で運転。急行と呼ばれていたが急行料金を徴収しない、現在の快速や新快速に相当する速達列車であった。
  5. ^ 帯のぶどう色は新快速のイメージカラーとして、後継車種の221系をはじめとする京阪神地区向けの近郊形車両に継承されている。
  6. ^ ただし平天井ではない。
  7. ^ 同じ高運転台の非貫通であるが、正面の傾斜がなく、正面窓上には113系と同様の種別表示器が設置され、前照灯は縦形のライトケースに収められるという当時の電気機関車に近いものだった。
  8. ^ パンタグラフ付きの電動車を除く各形式は冷房装置もAU13型分散式冷房装置7基搭載。
  9. ^ ただし、速度検知を行っていない場合はCS43Aでも直列段から起動する。
  10. ^ 端子電圧375 V時定格出力120 kW。
  11. ^ 本系列は既存の153系とは電気連結器等のシステムが異なるため併結ができず、そのため本系列と153系を各1編成ずつ併結して12両編成となる運用には充当できなかった。この制約から本系列投入に伴う153系の置き換え計画では、合計8回に分けて暫定運用が実施されている。
  12. ^ 新快速運用に充当されていた153系は、最初期製造車を含む初期製造グループを主体としており、特にクハ153形は低運転台仕様の0番台車が大量に含まれていた。このような事情から、状態不良での廃車分はこれらの老朽車に集中している。
  13. ^ 下降窓からの雨水侵入で車体の腐食が著しかった157系の教訓による。
  14. ^ いずれも205系用として開発されたボルスタレス台車の仕様を一部変更の上で採用している。
  15. ^ つまり、全編成をクハ117-モハ117-モハ116-クハ116の4両編成に組み替えている。
  16. ^ これにより、トイレ付きの0番台車の連結位置により、編成ごとのトイレ設置位置が異なることとなった。
  17. ^ 12両での運転は朝夕快速で行われたことはあった。
  18. ^ 車両や施設の改造を行わずに出せる最高速度として設定されたものである。
  19. ^ 播州赤穂発着の臨時新快速「赤穂レジャー号(1999年は忠臣蔵レジャー号)」(土休日運転)には本系列6両編成が使用されたが、1999年10月2日改正から221系8両編成での運転に変更された。
  20. ^ T01・T02編成:いずれも2号車・3号車は100番台。
  21. ^ 2006年10月21日に湖西線永原駅 - 北陸本線敦賀駅間が直流に転換されたが、地上設備の関係で当系列は従前通り北陸本線には乗り入れず湖西線永原駅が北限である。
  22. ^ a b 下関総合車両所岡山電車支所(旧岡山電車区)に汚物処理設備が設けられたのは、2023年に真空吸引式汚物処理装置を採用した227系500番台が配置されて以降である。
  23. ^ 種別の他、「山陽本線」「伯備線」「赤穂線」「瀬戸大橋線」「宇野線」の路線名を表示可能としていた。

出典

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  23. ^ 『鉄道ダイヤ情報』通巻334号、p.18
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  81. ^ 当館に新たな車両が仲間入り 117系電車収蔵のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)京都鉄道博物館、2023年7月28日https://www.kyotorailwaymuseum.jp/news/sysimg/01144/link_6QlLN.pdf2023年7月28日閲覧 
  82. ^ リニア・鉄道館で117系の一部が搬出される”. railf.jp(鉄道ニュース). 交友社 (2019年6月1日). 2019年6月2日閲覧。


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