ｸﾗｯｸ抑制シート

舗装技術の種類

クラック抑制シート

■概要
　クラック抑制シートは、オーバーレイなどの工事で問題となるリフレクションクラックを抑制するシートです。オーバーレイに先立ち、既設路面にシートを貼り付けます。
　このシートは、特殊な瀝青材料とビニロンメッシュ、グラスファイバーメッシュなどの基材で構成されており、柔軟性が高く、高い引張り強度を有しています。
　最近では防水性能を有するものも開発されています。

リフクレションクラックとは
　コンクリート版やひび割れのある既設舗装などの上にアスファルト混合物を施工したときに，下層の目地やひび割れが原因となり、上層部分に生じるひび割れのことです。これは、下層の目地部やひび割れなど縁の切れた箇所で、交通荷重が作用したときに上・下層がそれぞれ異なった挙動を示すことにより生じます。

■特徴
●　下地の舗装の伸縮に良く追従し、オーバーレイとのなじ
　　みに優れています
●　弾力性に富み、引張り強度に優れています
●　防水性を有する製品もあります
●　常温で施工できる製品もあります

■主たる性能
●　リフレクションクラック抑制

■従たる性能
●　防水・水密性

■用途・適用箇所
●　リフレクションクラックの発生が懸念される箇所

■この工法を紹介しているHP

ガイアートＴ・Ｋ
鹿島道路（株）
大林道路（株）
東亜道路工業（株）