グースアスファルト混合物
グースアスファルト混合物は、アスファルトにトリニダッドレイクアスファルトまたは熱可塑性エストラマーなどの改質材を混合したアスファルトと粗骨材、細骨材およびフィラーを配合してアスファルトプラントで混合します。
施工は、流し込み可能な作業性(流動性)と安定性が得られるように、クッカと呼ばれる加熱混合装置を備えた車で220~260℃に加熱攪拌しながら運搬し、グースアスファルトフィニッシャか人力によって流し込みます。仕上がり厚さは、一般に3~4cmです。
グースアスファルト混合物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/05 01:31 UTC 版)
「アスファルト混合物」の記事における「グースアスファルト混合物」の解説
粗骨材・細骨材・フィラーと、石油アスファルトにトリニダットアスファルト(天然アスファルト)または熱可塑性エストラマーなどの改質材を混合したアスファルトを使用した、グースアスファルト舗装に用いられるアスファルト混合物。特に、橋面舗装の綱床版の防水層を兼ねた基層として採用されている。不透水性でたわみ性に富み、180 - 220度という高温時には流し込み施工ができるほど流動性があり、施工ではクッカと呼ばれる加熱混合装置を備えた車両で220 - 260度に保ち、攪拌しながら現場まで運搬して、締固め不用な流し込み施工が行われる。空隙はほとんどなく、水密性が高いため、施工時に橋梁床版上に水分が残っていると、施工時の熱や気温上昇時に水分が膨張して、舗装路面が持ち上げられてしまう現象があり、これをブリスタングと呼んでいる。
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