龍機兵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 14:24 UTC 版)
龍機兵(ドラグーン)は警視庁特捜部が保有する機甲兵装であり、その極めて先進的な設計から第四種や第五種、あるいは全くの新世代機とも評される。多くの部品は従来の機甲兵装同様の既成品が用いられているが、システム部分に関しては開発者やその過程も含めすべて極秘となっており、整備もごく限られた内部のものに限られている。 一般に3.5m - 4m程度で武骨なシルエットをしている既存の機甲兵装に対し、龍機兵は3mほどと一回り小柄で、更により人間に近い形状をしている。 操縦方法はマスタースレーブ方式を取っており、この時点でも一般的なレバー操作を用いる第一種などよりも優れた操縦性を発揮するが、龍機兵は加えて、機体に搭載された龍骨(キール)と専任の操縦者の脊椎に埋め込まれた龍髭(ウィスカー)を量子的に接続することによるブレイン・マシン・インタフェース(BMI)を併用しており、従来の機甲兵装とは一線を画する極めて高い反応速度・運動性能を誇る。 また、操縦者の「ドラグ・オン」という音声コードにより起動する、100%BMI操作の「アグリメント・モード」によって更に機動性を高めることができるが、操縦者に対する負担も大きく増大する。 龍機兵の極めて高い開発技術は「5年先を行く」ものと評されているが、一部の研究機関では「龍骨」システムの雛形になりうる研究開発が進んでいることが判明しており、特捜部部長の沖津は龍機兵のアドバンテージが想定よりも早く失われる可能性を危惧している。 なお、機密保持の為搭乗員には敵対勢力による奪取や鹵獲の危険が迫った際に機体諸共の自爆が義務付けられており、それ故現役警察官を搭乗員にできず傭兵が雇用されたという経緯がある。
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