黄道星座の構成要素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 16:40 UTC 版)
「アルゴナウタイ」の記事における「黄道星座の構成要素」の解説
グレーヴスによれば、アルゴナウタイの航海と黄道十二星座の関連を指摘したのはアイザック・ニュートンである。物語がエジプト、とりわけアレクサンドリアの十二星座の影響を受けた可能性があるとする。 星座と物語が対応する要素として挙げられるのは、おひつじ座→プリクソスの金毛の牡羊、おうし座→青銅の足を持つアイエーテースの牡牛、ふたご座→ディオスクーロイ(カストールとポリュデウケース)、しし座→ドリオニアの王キュージコスが殺したというレアーのライオン、おとめ座→メーデイア、てんびん座→ケルキューラ島でのアルキノオスの裁定、いて座→ヘーラクレース、やぎ座→レームノス島での求愛の象徴、みずがめ座→アイギーナ島での水汲み競争、である。さらに、隠れた要素として、さそり座→蛇、かに座→再生の象徴としての黄金虫があるとする。隠れた要素とは、航海には直接現れないが、アルゴナウタイの帰還後、メーデイアがアテーナイを追放され、イタリアでマルビウム人たちに「蛇遣いの術」を教えたという伝承、もうひとつはメーデイアがペリアースを謀殺したときのように、大釜を用いて再生(若返り)の魔法を使ったことを指すものと考えられる。
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