ドリオニア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 16:40 UTC 版)
アルゴナウタイはキュージコス王の歓待を受けた。しかし、夜に出航したところ、逆風に遭って知らずにドリオニアに吹き戻された。ドリオニア人たちは、かねて戦闘状態にあったペラスゴイ人の軍勢だと思い込み、互いに相手を知らずに戦いとなった。この戦いで、アルゴナウタイはキュージコスを殺してしまったことを夜明けとともに知った。彼らはこれを嘆いて頭髪を切り、王を手厚く葬った。 その後、何日もの間風雨に妨げられて出航できなかった。キュージコスがかつてレアーの聖獣であるライオンを殺したことと、アルゴナウタイがこの地で手が6本ある巨人を倒したことにレアーが腹を立てていることが判明し、アルゴスが女神の像を建ててディンデュモン山頂で踊ると順風が吹き始めた。
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