鷲別機関区とは? わかりやすく解説

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鷲別機関区

(鷲別機関区輪西派出 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/07 03:00 UTC 版)

鷲別機関区
基本情報
所在地 北海道登別市鷲別町五丁目無番地[1]
座標 北緯42度21分57秒 東経141度03分19秒 / 北緯42.365917度 東経141.055139度 / 42.365917; 141.055139座標: 北緯42度21分57秒 東経141度03分19秒 / 北緯42.365917度 東経141.055139度 / 42.365917; 141.055139
鉄道事業者 日本貨物鉄道(JR貨物)
帰属組織 北海道支社
所属略号
最寄駅 室蘭本線鷲別駅東側に隣接
配置両数
内燃機関車 76両
合計 76両
備考 2011年2月現在のデータ
位置
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1976年の鷲別機関区と周囲約750m範囲。左下が鷲別駅および室蘭方面。中央に転車台があった。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

鷲別機関区(わしべつきかんく)は、かつて北海道登別市にあった日本貨物鉄道北海道支社車両基地(機関区)。

北海道内で運転される貨物列車を牽引するディーゼル機関車のすべてが所属していた。近年は新型機関車への置き換えが進んでいた。また、貨車全般検査等を担当する輪西車両所(室蘭市)が当区に統合され、鷲別機関区輪西派出となっていた。当機関区の廃止後は、苗穂車両所輪西派出となった。

歴史

所属車両に表示される略号

  • 」 - 鷲別を意味する「鷲」から構成される。

所属車両

以下は、2011年(平成23年)時点の所属車両である[3]。運用区間は、2008年(平成20年)3月15日改正時点のものである[4]

DF200形ディーゼル機関車
900番台1両、0番台12両、50番台13両、100番台22両、計48両が所属していた。
定期列車での運用区間は以下のとおり。
DE10形ディーゼル機関車
1500番台5両が所属している。そのうち4両は駅構内の入換作業専用である。
本輪西 - 東室蘭間の列車牽引や、東室蘭駅・札幌貨物ターミナル駅での入換作業で使用される。

過去の所属車両

8700形 9600形 D50形 D51形 C58形

DD51形ディーゼル機関車
500番台24両が所属していた。定期列車での運用区間は以下のとおり。
  • 函館本線:五稜郭 - 長万部間、苗穂 - 札幌貨物ターミナル - 旭川間
  • 室蘭本線:長万部 - 苫小牧 - 岩見沢間
  • 千歳線:沼ノ端 - 札幌貨物ターミナル間
  • 石勝線:南千歳 - 上落合信号場間
  • 根室本線:上落合信号場 - 帯広貨物
  • 宗谷本線:旭川 - 北旭川間
上記の他、五稜郭駅・苫小牧駅・北旭川駅・帯広駅での入換作業でも使用される。また北海道旅客鉄道(JR北海道)のDD51形に故障が発生時は救援機として当機関区の所属機が旅客用に充当される[5]ことや、五稜郭(函館運輸所) - 苗穂工場間の789系電車ED79形電気機関車における検査入出場時の回送業務に当機関区の所属機が充当されることがあった。

脚注

  1. ^ ただし、タウンページ等の表記では室蘭市宮の森4-22-4(室蘭運輸所の所在地)となっていた。
  2. ^ “登別・鷲別72年最終便 JR貨物の整備拠点機関区、五稜郭に集約へ”. 北海道新聞. (2014年8月31日). オリジナルの2014年9月1日時点におけるアーカイブ。. https://archive.ph/4Ju8K 2021年3月13日閲覧。 
  3. ^ 2011JR貨物時刻表、社団法人鉄道貨物協会
  4. ^ 2008JR貨物時刻表、社団法人鉄道貨物協会
  5. ^ その場合乗務員はJR北海道が担当するも保安設備等の関係からJR貨物の乗務員も同乗する

関連項目




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