木材チップ輸送用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 05:31 UTC 版)
「国鉄ワム80000形貨車」の記事における「木材チップ輸送用」の解説
北海道の萩野 - 陣屋町間で使用されていたトラ90000形無蓋車を置換えるために、1998年(平成10年)5月から2000年(平成12年)3月にかけて、汎用車の280000番台から90両が改造された製紙用木材チップバラ積輸送専用車(480000番台)である。改造は、輪西車両所(鷲別機関区輪西派出)で行われた。1998年(平成10年)度改造が48両(ワム480000 - ワム480047)、1999年(平成11年)度改造が42両(ワム480048 - ワム480089)である。 屋根部を開口し、山側側面を完全に張り替え、車体下部に荷下ろし用のあおり戸を設置するなど大規模な改造を加えられたため、実質的に有蓋車の体をなしておらず、積車時には屋根にシートを掛けて運用されるが、類別・形式の変更はなかった。最大積載荷重は15tのまま。塗装は赤紫色(JRFレッド)である。なお、チップの輸送は2008年(平成20年)3月に終了したため、この目的で使用されていた期間は約10年ほどである。
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