鶏冠山 (山梨県甲州市)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 鶏冠山 (山梨県甲州市)の意味・解説 

鶏冠山 (山梨県甲州市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/25 05:40 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
鶏冠山
笠取小屋から見た黒川鶏冠山(手前)と大菩薩嶺(奥)
標高 1,716 m
所在地 日本
山梨県甲州市
位置 北緯35度47分19秒
東経138度50分09秒
座標: 北緯35度47分19秒 東経138度50分09秒
山系 奥秩父大菩薩連嶺
種類 山塊
鶏冠山の位置
プロジェクト 山
テンプレートを表示

鶏冠山(けいかんざん)とは、山梨県甲州市にある黒川山周辺の総称である。三等三角点黒川が有る標高1710.1が黒川山。標高1,716mが見張台。東側の岩稜に祠が建っていてそこに鶏冠山の山梨百名山の標柱が有る。

概要

奥秩父山塊大菩薩連嶺に位置している。山梨百名山の一つである。また多摩川の源流(水源)に位置しているため山林は東京都水道局水源涵養林東京都水源林)となっている。

なお、同県の山梨市漢字では同名の鶏冠山(読みは「とさかやま」、標高2,177m)が存在するので注意。

歴史

鶏冠山の山腹には、中世後期に最盛期があった金山黒川金山)が存在していた。特に戦国時代においては田辺氏ら金山衆が金の採掘を行い、一帯は「黒川千軒」と呼ばれた鉱山街が存在していた。鶏冠山の北東岩峰には鶏冠神社の奥宮が存在し、黒川金山の最盛期と同時期の随神像が伝わっている[1]武田氏は黒川金山をはじめ湯之奥金山など領国内から採掘されたを用いて、通貨としての甲州金を生産していたと考えられている。

黒川金山は武田氏滅亡後に産出量も減少し、江戸時代元禄期には閉山されている。現在、金山の遺構は確認出来る。

脚注

  1. ^ 『山梨県の地名』、p.256

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「鶏冠山 (山梨県甲州市)」の関連用語

鶏冠山 (山梨県甲州市)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



鶏冠山 (山梨県甲州市)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの鶏冠山 (山梨県甲州市) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS