鳳潭とは? わかりやすく解説

ほうたん【鳳潭】

読み方:ほうたん

[1654〜1738]江戸中期華厳宗の僧。顕密諸宗究め、さらに南都学び華厳宗再興に力を尽くした。著「華厳五教章匡真鈔」。芳潭。


ほうたん 【鳳潭】

江戸前中期華厳宗学僧越中摂津とも)の人。芳潭とも書き、諱は僧。号は道人・幻虎道人黄檗宗鉄眼師事したが、のち奈良叡山学び華厳宗再興志して江戸で華厳経講じた洛西松尾安照寺創建(のち華厳寺改称)。諸宗学匠論戦をし、『華厳五教章匡真鈔』など著多数。(一六五九~一七三八

鳳潭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/02 14:14 UTC 版)

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鳳潭(ほうたん、承応3年(1654年)- 元文3年2月26日1738年4月14日))は、江戸時代中期の学僧。出身については越中国西礪波郡とされるが、一説では摂津国ともされる。また、万治2年(1659年)2月15日生まれとする説もある[1]

比叡山に入って出家得度し、天台における教相と観相を学んだ。その後、中国インドに渡ろうとしたが国禁のため果たすことができず、京阪で大乗・小乗・顕教・密教仏教各宗を研究した。とくに南都において華厳を極め、その復興に尽力した。1704年宝永元年)江戸へ下り、大聖道場で華厳を講義する一方、華厳に対する自らの考えを著し、いろいろな宗の学僧と交流している。1723年享保8年)京都松尾大華厳寺を建立。浄土宗浄土真宗日蓮宗と議論を行い、当時の仏教界に大きな刺激を与えた。

脚注

  1. ^ デジタル版 日本人名大辞典+Plus

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