うっ‐けつ【鬱血】
うっ血, 鬱血
鬱血
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 03:01 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動鬱血(うっけつ、英: congestion) は、血栓などの様々な要因によって臓器組織内の静脈や毛細血管内の血流が停滞し増加した状態を示す。充血の定義に含まれることもある。「鬱」の字が2010年の改訂までは常用漢字外だったため、まぜ書きで「うっ血」と書かれることがある。鬱血が持続すると局所の実質細胞は低酸素症のため変性、萎縮、壊死を起こす。局所の徴候として、暗赤色、冷感、腫脹が挙げられる。
鬱血性心不全や心臓弁膜症、急性心筋梗塞などの心臓に起因する全身性、静脈血栓症のように静脈が血栓や炎症などにより閉塞もしくは狭窄する局所性などがある。
参考文献
- 日本獣医病理学会編集 『動物病理学総論 第2版』 文永堂出版 2001年 ISBN 4830031832
関連項目
外部リンク
「鬱血」の例文・使い方・用例・文例
- 人が胸部風邪または鬱血がある場合のように、急に息を吐き出す
- 肺の鬱血を軽減する薬
- 鬱血性心不全または心臓不整脈を治療するのに用いられるジギタリス製剤
- 鬱血(性)心不全または心不整脈を治療するのに使用されたジギタリス製剤(商標名ラノキシン)
- 呼吸器上部鬱血を治療するための薬剤の商標名
- 狭心症と鬱血心不全を治療するために使用される薬(商標名アイソーディル)
- 高血圧、鬱血性心不全、アンギナあるいは片頭痛の際に経口または非経口カルシウムブロッカーとして使われる薬(商品名CalanとIsoptin)
- 組織の鬱血を避けるのに十分な血液を送り込むことができないこと
- ウイルス、バクテリアまたは刺激物により引き起こされている鬱血による肺実質(気管支を除く)の炎症によって特徴づけられる呼吸器疾患
- 胸の鬱血
- 鬱血療法という治療法
- 鬱血という,静脈の一部分に血がたまる症状
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