高辻電車運輸事務所
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「名古屋市電の車両基地」の記事における「高辻電車運輸事務所」の解説
高辻電車運輸事務所(たかつじ でんしゃうんゆじむしょ)は、名古屋市昭和区東郊通9丁目と滝子通1丁目にまたがる地にあった車庫である。東郊線の高辻停留場に隣接し、堀田駅前や桜山町などを発着する30番台の運転系統を担当していた。敷地面積は3,954坪で、最大でボギー車79両を収容でき、トラバーサーを1台備えていた。所属車両に取り付けられた記号は「高」。 当車庫は、1923年(大正12年)1月25日に東郊線が部分開業した際に、同線専用の車庫として新設された。当初は老松出張所(後の老松電車運輸事務所)の高辻派出所であったが、1929年(昭和4年)11月21日に高辻出張所に昇格した。1939年(昭和14年)10月1日には高辻電車運輸事務所に改称。閉鎖は1974年(昭和49年)3月31日で、市電全廃時まで存続した車庫の一つである。この車庫に最終電車が収容されたのを最後に、市電の営業は終了した。 車庫があった場所は高辻交差点の南東角であり、跡地には市営住宅の市営高辻荘やマンションが建設された。
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