高市黒人とは? わかりやすく解説

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たけち‐の‐くろひと【高市黒人】

読み方:たけちのくろひと

奈良前期万葉歌人持統文武朝に旅の歌残し叙景歌の先駆をなすといわれる生没年未詳


高市黒人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/04 18:44 UTC 版)

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高市黒人
時代 飛鳥時代
生誕 不明
死没 不明
主君 持統天皇文武天皇
氏族 高市
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高市 黒人(たけち の くろひと)は、飛鳥時代官人歌人

出自

高市氏は(高市県主・高市連)天津彦根の曾孫・彦伊賀都の後裔とされる天孫系氏族[1]。本拠地は大和国高市県(現在の奈良県高市郡および橿原市の一部)で、その首長として管掌した[2]天武天皇12年(683年)に連姓に改姓している。

経歴

持統文武両朝で下級官人を務めたらしいが、官歴は伝わらない。『万葉集』に短歌18首が採録されているが、大宝元年(701年)の持統上皇の吉野宮行幸[3]、翌大宝2年(702年)の三河国行幸に同行した際の詠歌を始め[4]、「羈旅の歌八首」など[5]、全て旅中で詠んだ作品である。その足跡は、大和・山城摂津近江畿内に加え、尾張三河越中の諸国にまで及んでいる。

また、『玉葉和歌集』『新拾遺和歌集』に1首ずつ入集する勅撰歌人でもある[6]

歌風

脚注

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  1. ^ 『新撰姓氏録』右京神別
  2. ^ 佐伯[1994: 294]
  3. ^ 『万葉集』巻1-70
  4. ^ 『万葉集』巻1-58
  5. ^ 『万葉集』巻3-270~277
  6. ^ 『勅撰作者部類』

参考文献




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