高橋虫麻呂とは? わかりやすく解説

たかはし‐の‐むしまろ【高橋虫麻呂】

読み方:たかはしのむしまろ

奈良前期歌人天平729~749)の初め朝廷仕え後年地方官として常陸(ひたち)国に赴任伝説題材にした長歌短歌万葉集に残る。家集「高橋虫麻呂歌集」。生没年未詳


高橋虫麻呂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/21 23:26 UTC 版)

高橋 虫麻呂(たかはし の むしまろ、生没年不詳)は、奈良時代歌人

概要

高橋氏(高橋連)は物部氏の一族である神別氏族[1]

万葉集』巻9に、虫麻呂作の「検税使大伴卿登筑波山時歌」(長歌1首・短歌1首)がある。この「大伴卿」を大伴旅人に比定する説によれば、養老3年(719年)頃に虫麻呂が常陸国にいたこととなり、当時の常陸守・藤原宇合の下僚であった可能性が論じられてきた。しかし、検税使の史料初出が『撰定交替式』によると天平6年(734年)であることから、養老3年まで遡れないとする考え方や、加えて『万葉集』の当該作品の前に天平3年(731年)の歌が配列されていることからも、虫麻呂の作品を天平6-7年のものとして、「大伴卿」を大伴道足大伴牛養に比定する説もある。

万葉集』に34首の作品が入集し、そのうち長歌が14首・旋頭歌が1首である。巻6の2首目からは「虫麻呂の歌(=高橋連虫麻呂歌集)の中に出ず」として載せている(巻6の1首目は笠金村の歌)。下総国真間(現在の千葉県市川市)の手児奈(てこな)の歌や、摂津国葦屋(現在の兵庫県芦屋市)の菟原処女(うないおとめ)の歌など、地方の伝説や人事を詠んだ歌が多い。虫麻呂が歌に詠んだ地域は、常陸国から駿河国にかけての東国と、摂津国・河内国平城京などである。

関連文献

脚注

  1. ^ 新撰姓氏録』右京神別

関連項目




高橋虫麻呂と同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「高橋虫麻呂」の関連用語

高橋虫麻呂のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



高橋虫麻呂のページの著作権

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの高橋虫麻呂 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2026 GRAS Group, Inc.RSS