こうしゅうは‐かねつ〔カウシウハ‐〕【高周波加熱】
高周波加熱
高周波加熱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/16 13:45 UTC 版)
磁場中で荷電粒子はらせん運動をするが、このらせん運動の周波数をサイクロトロン周波数 ωc と呼ぶ。このらせん運動と同期する高周波をアンテナを用いてプラズマに励起または入射させると周波数に応じて荷電粒子が加熱される。イオンのサイクロトロン周波数に近い高周波を用いた場合をICH(イオンサイクロトロン共鳴加熱)、電子の場合をECH(電子サイクロトロン共鳴加熱)と呼ぶ。
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高周波加熱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 05:04 UTC 版)
誘電体の加熱に高周波電界を使用することは、1930年代に提案されていた。例えば、アメリカ合衆国特許第 2,147,689号(1937年にベル電話研究所が出願)には、次のように書かれている。「本発明は誘電体用の加熱装置に関したものであり、本発明の目的はそのような材料を全体にわたって均一に、実質的に同時に加熱することである。」この特許は、10〜20メガヘルツ(波長15〜30メートル)の高周波 (RF) 加熱を提案している。この波長は使用されるキャビティよりはるかに長いので、電磁波ではなく近接場効果を利用した(市販の電子レンジでは、波長はキャビティの大きさのわずか1%である)。 農業では、高周波誘電加熱が広くテストされており、殻に入ったままのクルミなど、収穫後に殺虫する方法として使用されている。高周波加熱はマイクロ波加熱よりもより均一に食品を加熱することができるので、食品を迅速に加工する方法として有望である。 医学では、ジアテルミー(英語版)(透熱療法)と呼ばれる体組織の高周波加熱が筋肉療法に使用される。ハイパーサーミア(温熱療法)と呼ばれるより高い温度への加熱が、癌や腫瘍組織を殺すために使用される。
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