骨粗鬆症
【概要】 単位体積あたりの骨量が減少したために、腰背部痛、脊柱変形、骨折を主症状とする疾患。病理学的には骨の石灰化障害はない状態である。診断には症状の他に、骨量の減少(X線像、骨量計測)や血液検査で判定することが多い。特に、骨粗鬆症は、(1)閉経後の女性、65歳以上の男性に多い。(2)腰背部痛、円背、身長の短縮がおこる。(3)骨がもろくなり骨折しやすい。(例えば、橈骨遠位端、上腕骨近位端、脊椎、大腿骨頚部骨折)が多い。
【詳しく】 通常のレントゲン撮影(X線検査)の他に、骨量測定が大切である。dual energy X‐ray absorptiometry(DXA:デキサ法)などが使われている。区別が必要な病気は、骨軟化症、癌の骨転移、多発性骨髄腫、続発性骨粗鬆症、原発性・続発性副甲状腺機能亢進症などがある。治療は対症療法と骨量減少の抑制、骨量の増加を目的とした治療法で、栄養、生活様式の改善、運動療法、理学療法、薬物療法が行われる。

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