駅名標や車両番号等の書体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 16:47 UTC 版)
「東海旅客鉄道」の記事における「駅名標や車両番号等の書体」の解説
国鉄が1987年(昭和62年)4月1日にJR東海をはじめ、7社に分割民営化され、それ以降は車両デザインなどにおいてJR各社で特色が現れ始めた。 駅名標もその一つで、JR各社で独自のデザインを採用し、順次、国鉄時代のものから交換された。JR東海も独自のデザインを採用したが、唯一、国鉄時代から変更されなかったのが書体である。JR東海では、国鉄時代に全国で使用された「スミ丸ゴシック」を、JR東海管内の全ての駅名標に用いている。また、JR東海がこの書体の版権を所有している。なお、この書体を用いた国鉄時代からの駅名標はJR九州の一部の駅に現存し、JR北海道の柱用駅名標でもこの書体が使用されている。 JR東海 松阪駅の駅名標 沼津駅の国鉄時代からの駅名標 車両の車体に表記されている車両番号(車番)においても、民営化後も東海道新幹線やリニア中央新幹線の車両を含め、2021年(令和3年)登場の315系に至るまで全車両において、国鉄時代の書体を用いている。民営化後に製造された車両のうち、JR東海のほかに、JR北海道、JR東日本、JR西日本、JR四国などの一部の車両で現在も国鉄時代の書体が用いられている。 その他、スミ丸ゴシックを使用した「所属表記(所属略号)」は、JR東海、JR西日本、JR九州などで使用されている。 国鉄時代の書体を用いた車番のイメージ(103系・JR西日本所属車) スミ丸ゴシックを用いた所属略号(JR東海大垣車両区)
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