飯能 - 吾野
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 22:25 UTC 版)
飯能駅で運転系統は二分されている。飯能駅から吾野駅方面に進行するには方向転換が必要となるため、特急などの飯能駅以西への直通列車は、同駅で進行方向を変えて東飯能駅へと向かう。 吾野駅方面へ進路をとると、所沢方面の複線の線路と分岐して単線となり、北向きに急カーブで進路を変え、東飯能駅に入る。ホームの西側には線路一本分の土地があり、飯能短絡線(前述)との合流用とされていた。今後この土地を使う予定は無い。東飯能駅は八高線との乗り換え駅だが、飯能駅より圧倒的に利用者が少ない。その上、西武とJRの改札は分離されていて、乗り換えるには一旦改札口を出る必要がある。平日の朝夕ラッシュ時には八高線との乗り換え客で賑わうが、土曜・休日・平日早朝にはハイキング客が改札を出入りする光景も見られる。 東飯能駅を出ると線路は再び急カーブとなり、北西に進路を変える。カーブを抜けてすぐのところにある北飯能信号場から再び複線となる。武蔵丘信号場から線路は再び単線となり、武蔵丘車両検修場に分岐する。この区間が複線なのは武蔵丘への回送列車が通り運転本数が多くなるからである。 吾野駅に到着する直前に池袋線では唯一のトンネルである鎌倉坂隧道 (223 m) を通る。 なお、この区間の駅には発車メロディの設備がないため、車両上の乗車促進音を使用するほか、車掌乗務列車では車掌の手笛による出発合図が行われる。
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