飛行船の呼称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/09 06:05 UTC 版)
K級軟式飛行船の就役期間中、アメリカ海軍は、3つの異なる呼称システムを用いた。1922年から第二次世界大戦を通じ、アメリカ海軍は4文字の呼称を用いた。K級軟式飛行船はZNP-Kと呼称された。これは「Z」が空気より軽量であることを意味し、「N」は、軟式飛行船を意味した。「P」は、パトロール用途を意味した。「K」は飛行船のタイプまたはクラスを意味した。 1947年4月、アメリカ海軍の委員会は、飛行船のための呼称システムを改正した。硬式飛行船のコードの廃止にともない、ノン・リギッド(non-rigid・「硬い」構造がない)を意味するNも意味を失い、2文字目が削除された。K級軟式飛行船の呼称はZPKとされた。 1954年4月には、空気より比重の重い、いわゆる重航空機のための呼称システムに合わせ、空気より軽い飛行船のための指定システムはさらに修正された。 この時までにはZPK軟式飛行船は軍務から外されており、K級軟式飛行船の後期型だけが軍務についていた。1954年の呼称体系ではZP2K軟式飛行船がZSG-2となり、ZP3KはZSG-3へ、ZP4KはZSG-4へ、ZP5KはZS2G-1に変更された。新しい呼称システムでは、「Z」が空気より軽量であることを意味し、「S」は対潜任務を意味した。数字はモデルにあたり、「G」はメーカーを指していた。末尾の数字は、タイプ/モデルの範囲内で、機体がシリーズの何番目にあたるかを意味した。
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