風習と遊び
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 02:27 UTC 版)
鶏卵を使った遊びや競技、風習は世界中に存在する。 イースター・エッグ キリスト教の復活祭のときには、子供の遊びとして鶏卵にきれいな色をつけて飾ったり、隠した卵を探すという遊びが行なわれる。 紅蛋(ホンタン) 中国では、子供が生まれた時のお祝いの印として、子の親から知り合いに、食紅で赤く染めたゆで卵を配る風習がある。 スプーンレース スプーンに鶏卵を乗せて落とさないように走る競技。学校の運動会で行なわれることもあったが、食材を遊びに用いることへの反感から近年は[いつ?]あまり行われない。近年は[いつ?]鶏卵の代わりにピンポン球を用いることが多い。 願掛け 高知県幡多郡西土佐村(現在の四万十市)にある黒尊神社では、川の中に鶏卵を投げ入れて割れなければ願い事が叶うという言い伝えがある。黒尊神社の守り神は蛇であり、これに卵を供えたのが始まりであるといわれている。 投げつける 政治家への抗議行動として、群集から政治家に「腐敗した卵を投げつける」というのが、世界各地で見られる。 同様に腐った卵は十字軍遠征以来、ヨーロッパにおける攻城戦の際に、防城側が相手の戦意喪失を狙う心理戦と、敵側への軽度の疫病蔓延を兼ねて、簡易の生物兵器として投げつけた。またザ・ドリフターズでは、笑いのネタとして相手のおでこに生卵を投げつける(厳密には直接当てている)行為がしばしば用いられる。夏目漱石『坊つちやん』では、坊っちゃんは野だいこの顔に8個の生卵を投げつけている。
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