風力発電機
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/27 23:37 UTC 版)
「牟礼ヶ岡ウインドファーム」の記事における「風力発電機」の解説
風力発電機諸元 型式:IHI-NORDEX IN-1300 定格出力:1300kW/250kW(極数切替方式かご型誘導発電機) ブレード直径:60m ハブ高さ:60m カットイン風速:約3m/s 定格風速:15m/s カットアウト風速:25m/s 耐風クラス:IEC class 1 発電機並入方式 かご型誘導発電機の直入れ起動は、突入電流により系統電圧を変動させる可能性がある。IN-1300では、サイリスターによるソフトスタート機能を装備することで、電圧変動への影響を最少に抑えている。また、1300kW→250kWへの切替時には、一旦風車を停止させ250kW発電機の再起動を行う。この一旦停止方式を採用することで、1300kW→250kWへの極数切り替え時の非同期回転数域における無効電力の発生を防止している。 出力制御方式 IN-1300の出力制御方式は、翼のピッチ角度が固定されているストール制御方式を採用している、ストール方式の風車は、ピッチ制御方式の風車に比べて構成部品が少なく信頼性が高いといわれている。風車の強靭さをあらわす耐風クラスはIEC class1を達成している。台風の通過エリアである鹿児島でも十分な耐風能力を備えている。 ブレード 風力発電機のブレードは通常分割が困難であり、山間部への輸送時にはしばしば輸送不可能という問題を起こすことがあった。IHI-NORDEXのIN-1300のブレードは、ブレードの先端部分が取り外し可能である。そのため、翼直径60mのブレードすなわち片側30mのブレードを約23mとすることが可能である。そのため、ブレード直径60mの1300kWの大型風車であるが牟礼ヶ岡のような山間部への輸送も可能としている。また、取り外しが可能な翼端部は、風車停止時には遠心力で飛び出し約90度展開することで空力ブレーキとして作動する。また、翼端部には誘雷用のレセプターが埋め込まれており、耐雷撃性能を高めている。
※この「風力発電機」の解説は、「牟礼ヶ岡ウインドファーム」の解説の一部です。
「風力発電機」を含む「牟礼ヶ岡ウインドファーム」の記事については、「牟礼ヶ岡ウインドファーム」の概要を参照ください。
「風力発電機」の例文・使い方・用例・文例
- 風力發電機のページへのリンク