風力発電の潜在性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 04:14 UTC 版)
「アメリカ合衆国の風力発電」の記事における「風力発電の潜在性」の解説
国立再生可能エネルギー研究所(NREL)によると、アメリカ合衆国本土では10,459GWの陸上風力発電の潜在性があるとされ、1年当たり37ペタワット時を発電可能とされており、現在のアメリカの合計電力消費の9倍以上に上る。アラスカ や、ハワイ でも有力な風力源が存在する。 アメリカ合衆国エネルギー省が2008年に発表した 20% Wind Energy by 2030 は電力の全体の20%を風力発電で供給し、電力の全体の4%は洋上風力によるものと想定している。しかしながら、2011年のアトキンソンセンター(英語版)の支援で行われた官学産の研究者集団の報告によれば、これを達成するには、価格・性能・信頼性の大幅な進展が必要とされている。風力から20%をえるためには305 GWの風力原動機が必要で、2018年以降に毎年16 GWの増加、年率14.6%の成長が必要で、さらに送電網の改善が必要である。 陸上風力資源の潜在性が高いことに加えて、アメリカは洋上風力資源の潜在性も高く、 NRELの2010年9月に発表された別の報告によるれば、アメリカは4,150 GWの名目で潜在洋上風力容量を持ち、国内の全電源からの発電容量1,010GWの4倍以上に上る。
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