顔面エピテーゼとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 顔面エピテーゼの意味・解説 

顔面エピテーゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/01 00:43 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
顔面エピテーゼ未着用時(左)と着用時(右)の比較。
頬から下顎にかけての欠損を補綴している。

顔面エピテーゼ(がんめんエピテーゼ)は、顎顔面領域に用いるエピテーゼのこと。

腫瘍、火傷、怪我、先天性などによる顔面部の欠損の補綴を目的としてものであり形成外科口腔外科などで治療および研究開発が行われている。顔面エピテーゼには鼻エピテーゼ、耳エピテーゼなどがあり製作は義肢装具士歯科技工士が担うことが多い。

現在日本ではエピテーゼは医療行為として認められておらず装身具扱いであり、保険対象外となる。その影響もあり近年まで日本では欧米に比べ症例数が少なく認知度は低かったが、歯科技工士を養成する広島大学歯学部口腔保健学科で顔面エピテーゼのカリキュラムを導入され技術者の養成が始まる[1] など広がりをみせつつあり、法整備が求められている。

脚注

[ヘルプ]

関連項目


顔面エピテーゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 02:54 UTC 版)

悪性腫瘍」の記事における「顔面エピテーゼ」の解説

頭頸部がんでは治療によって、顔面一部機能損なわれたり一部失われたりする場合がある。手術放射線治療化学療法併用することにより、失われる機能最小限にする努力進められており、切除範囲縮小する傾向である。また、再建術も多く行われている。術後予想される変化リスク医師患者話し合い双方納得して治療進めることが重要である。喪失した顔面各部に応じてエピテーゼ制作できる医療用接着剤またはインプラントにより装着する近年極めて自然な仕上がりエピテーゼ用いることが可能になってきている。詳細は「顔面エピテーゼ」の項目参照耳のエピテーゼ 耳下腺がん治療では、がんの進行度合いによって治療により聴力をはじめどの機能までを残せるか、十分な検討必用である。耳の切除が必要となった場合外耳一部残せれば耳エピテーゼ用いて強度保て眼鏡使用にも耐える鼻のエピテーゼ 鼻は呼吸によって湿気さらされる部分であり、外見のみでなく機能的部分要求され開発進められている。 目およびその周囲のエピテーゼ 上顎がんが深く進行して目を含めて切除する必要がある時、残った眼窩の上用いエピテーゼ制作して装着できる。 顎義歯

※この「顔面エピテーゼ」の解説は、「悪性腫瘍」の解説の一部です。
「顔面エピテーゼ」を含む「悪性腫瘍」の記事については、「悪性腫瘍」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「顔面エピテーゼ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「顔面エピテーゼ」の関連用語

顔面エピテーゼのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



顔面エピテーゼのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの顔面エピテーゼ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの悪性腫瘍 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS