領土交換と飛び地の解消
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 07:02 UTC 版)
「インド・バングラデシュ国境の飛地群」の記事における「領土交換と飛び地の解消」の解説
「de:Indisch-bangladeschischer Grenzvertrag 2015」も参照 2011年9月、両国政府は領土の整理交換と、飛び地に設けられている回廊の通行許可時間の延長、および交換される飛び地の住人が国籍を選択できるようにする協定に合意した。インド側は計7,110エーカー(約28.77km2)・51か所の飛び地を獲得し、バングラデシュ側は計17,149エーカー(約69.4km2)・111か所の飛び地を獲得する。 2015年5月にインド国会が領土交換を認める憲法修正案を承認した。これを受けて6月に、モディ首相がバングラデシュの首都ダッカを訪問してハシナ首相と会談し、飛び地の解消による国境画定で合意した。住民は移住か、現在の居住地が新たに帰属する国への国籍変更かを選ぶことができるとしている。 8月1日、領土交換が発効した。インド→バングラデシュ領となる住民は約37,000人、バングラデシュ→インド領となる住民は約14,000人。前者は約1,000人がインド国籍維持による移住を選択した。一方、後者は全員が現在の居住地に留まり、インド国籍へと変更した。中には一家で別々の国籍を選択した例もあった。
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