非音楽用途
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 17:33 UTC 版)
主に、会議・メモ・留守番電話のメッセージなど、小型化が必要とされる一方で音質があまり重要視されない録音向けの製品を中心に、一定範囲の普及を見た。特に会議録音などに使うテープレコーダーを発売している電機メーカーのほとんどがマイクロカセットレコーダーを手掛けていてメーカーによってはフルロジック方式のハイスペック機も存在していた。 会議録音用のマイクロカセットレコーダー(開発元のオリンパスでの商標は「パールコーダー」)は発売はされていたが、留守番電話用はICタイプに、メモ録音もICレコーダーに、それぞれ置き換えが進んだ。21世紀に入ってからもオリンパスをはじめパナソニック・ソニーが製造していたが、2010年7月にソニー製のすべての機種の生産が完了したことで、全てのレコーダーや留守番電話の製造・販売が終了した。なお、録音用テープの供給は、現在でも継続している。 1980年代前半に現在のノート型パソコンの前身であるハンドヘルドコンピュータが開発され、EPSONHC-20、カシオFX-801P、ソードIS-11、シャープCE-125S・CE-127Rなど、一部の機種の本体に内蔵され、外部記憶装置として利用された。 1980年代に普及したデータイーストの業務用ゲーム基板『デコカセットシステム』に採用された規格は前述のミニカセットであり、マイクロカセットを使用していたという情報は誤りである。
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