非正規労働者による労働運動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 06:37 UTC 版)
「週刊少年ジャンプ編集部」の記事における「非正規労働者による労働運動」の解説
前述のとおり、創刊時より編集助手を使っていたが、これはWJ編集部に限ったことではなく、多くの編集部で非正規労働者が存在していた。中には正社員と全く同じ仕事をする者もいたが、給与や福利厚生は正社員のものより低待遇のものであった。正社員の労働組合は結成されていたが、非正規労働者のための組合はなかった。1969年頃、非正規雇用者の待遇改善を求める動きが高まって「集英社臨時労働者組合」が結成された。そのトップである初代委員長は遠崎であった。西村は遠崎と個人的に親しかったこともあり、長野から組合崩しの密命を受けて説得を試みるが失敗する。 組合運動が本格化すると、集英社は非正規雇用者の正規社員登用試験を組合の決起集会の日にぶつけることで、組合潰しは成功する。なお長野と西村によって少年ジャンプ編集部からは遠崎以外は組合加盟者はいなかった。正規社員登用試験へはジャンプ編集部からは5人受験し、桜木、山田、谷口忠男の3人が合格。一方で、遠崎は組合活動失敗によって自身の正社員登用の目がないと知ると、漫画原作者の道を志す。
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