青春のアイドルとは? わかりやすく解説

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青春のアイドル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/01 02:19 UTC 版)

『青春のアイドル』
ベイ・シティ・ローラーズスタジオ・アルバム
リリース
録音 1975年
ジャンル グラムロック
レーベル ベル・レコード英語版
プロデュース フィル・ワインマン
ベイ・シティ・ローラーズ アルバム 年表
噂のベイ・シティ・ローラーズ
(1975年)
青春のアイドル
(1975年)
青春に捧げるメロディー
(1976年)
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専門評論家によるレビュー
レビュー・スコア
出典 評価
AllMusic [1]

青春のアイドル』(せいしゅんのアイドル、Wouldn't You Like It?)は、スコットランドポップ・ロック・グループであるベイ・シティ・ローラーズがリリースした3枚目のスタジオ・アルバム

解説

イギリスでは1975年の遅い時期にLPが発売されたこのアルバムは、グループの音楽的方向が変化したことを示すもので、1曲を除いてすべての楽曲がバンド自身によって作曲されていた。唯一、グループ外から提供された曲である「恋をちょっぴり (Give a Little Love)」は、イギリスでスマッシュ・ヒットとなった。このアルバムには、大きな手紙という形で個々のメンバーのカラー写真冊子が封入されており、バンド全員の写真がアルバム・ジャケットを飾った。

このアルバムの楽曲のうち7曲は、アリスタ・レコードアメリカ合衆国だけでリリースしたアルバム『ロックン・ロール・ラブレター』にも収録されたが、アルバム・ジャケットの写真やデザインなども、そのまま流用された。

アルバム・タイトルの原題「Wouldn't You Like It?」は、英語で「これ好きになってくれないかな?」といった含意の表現である。原題と同名の「Wouldn't You Like It?」という曲も収録されているが、日本語の楽曲名は「二人でいつまでも」とされており、アルバム名とは大きく異なっている。また、後年の日本盤CDにボーナス・トラックとして収録されたこの曲の別バージョン(レスリー・マッコーエンではなく、ノビー・クラークがリード・ボーカルをとった1972年の音源)については、「ウドゥント・ユー・ライク・イット?」という音写の表記が用いられている[2]

トラックリスト

イギリス盤LP Bell Records #8002[3]
Side one
全作詞・作曲: 特記のないものは、エリック・フォークナー/スチュアート・ウッディ・ウッド
# タイトル 作詞 作曲・編曲 リード・ボーカル 時間
1. 「ダンスはゴキゲン (I Only Wanna Dance With You)」 特記のないものは、エリック・フォークナー/スチュアート・ウッディ・ウッド 特記のないものは、エリック・フォークナー/スチュアート・ウッディ・ウッド レスリー・マッコーエン
2. 「レッツ・ゴー・ミュージック (Don't Stop the Music)」 特記のないものは、エリック・フォークナー/スチュアート・ウッディ・ウッド 特記のないものは、エリック・フォークナー/スチュアート・ウッディ・ウッド マッコーエン
3. 「恋のシャンハイ (Shanghai'd in Love)」 特記のないものは、エリック・フォークナー/スチュアート・ウッディ・ウッド 特記のないものは、エリック・フォークナー/スチュアート・ウッディ・ウッド フォークナー/ウッド
4. 「恋はすてき (Love Is...)」 特記のないものは、エリック・フォークナー/スチュアート・ウッディ・ウッド 特記のないものは、エリック・フォークナー/スチュアート・ウッディ・ウッド マッコーエン
5. 「アイム・ア・フール (Maybe I'm a Fool to Love You)」 特記のないものは、エリック・フォークナー/スチュアート・ウッディ・ウッド 特記のないものは、エリック・フォークナー/スチュアート・ウッディ・ウッド マッコーエン
6. 「若さでロックン・ロール (Too Young to Rock & Roll)」 特記のないものは、エリック・フォークナー/スチュアート・ウッディ・ウッド 特記のないものは、エリック・フォークナー/スチュアート・ウッディ・ウッド マッコーエン
Side two
# タイトル 作詞 作曲・編曲 リード・ボーカル 時間
1. 恋をちょっぴり (Give a Little Love)」(ジョン・グディソン/フィル・ワインマン)     マッコーエン
2. 「二人でいつまでも (Wouldn't You Like It?)」     マッコーエン
3. 「恋のフィーリング (Here Comes That Feeling Again)」     アラン・ロングミュアー
4. 「君に会いたくて (Lovely to See You)」     マッコーエン
5. 「イーグルス・フライ (Eagles Fly)」     マッコーエン
6. 「愛のメッセージ (Derek's End Piece)」     インストゥルメンタル:アウトロの語り - デレク・ロングミュアー
日本盤LP Arista – IES-80450[4]
  • 上記に加え、B面冒頭に「サタデー・ナイト」が追加されており、収録曲は全13曲である。

2004年のイギリス盤リイシューCD

ベル・レコードから2004年に出たリイシューCDには、ボーナス・トラックとして、日本盤アルバムにのみ収録されていたスマッシュ・ヒット曲「サタデー・ナイト」、イギリス盤シングル「恋をちょっぴり」のB面曲「彼女を泣かせないで (She'll Be Crying Over You)」、初期メンバーのノビー・クラークがリード・ボーカルをとった未発表音源「ウドゥント・ユー・ライク・イット?(1972ヴァージョン)(Wouldn't You Like It? (1972 version))」と「ドゥ・イット・アゲイン (I'd Do It Again)」の4曲が追加された。

同一内容のCDは2004年に日本盤もリリースされたが、既にオリジナルLPの日本盤に収録されていた「サタデー・ナイト」はボーナス・トラックとされず、表記を「サタデイ・ナイト」と改めた上でB面1曲目に相当する7曲目に入り、ボーナス・トラックは14-16曲目の3曲という扱いになっている[2]

チャート

チャート(1975年) 最高位
オーストラリアケント・ミュージック・レポート、アルバム)[5] 3
 フィンランドスオメン・ヴィラリネン・リスタ、アルバム)[6] 3
ドイツOffizielle Top 100、アルバム) 30
日本オリコンチャート、アルバム) 21
ニュージーランドRIANZ、アルバム) 5
 ノルウェーヴェーゲー・リスタ[7] 9
 スウェーデンスヴァリイェトプリストン[8] 45
スイスシュヴァイツァー・ヒットパラーデ[9] 13
イギリス全英アルバムチャート/OCC[10] 3

パーソネル

プロダクション

以下はアルバムのノートによる。

脚注

  1. ^ Allmusic review
  2. ^ a b 青春のアイドル ベイ・シティ・ローラーズ”. billboard JAPAN/阪神コンテンツリンク. 2019年8月16日閲覧。
  3. ^ Bay City Rollers – Wouldn't You Like It? - Discogs - イギリス盤
  4. ^ Bay City Rollers – Wouldn't You Like It? - Discogs - 日本盤
  5. ^ Kent, David (1993) (doc). Australian Chart Book 1970–1992. Australian Chart Book, St Ives, N.S.W. ISBN 0-646-11917-6 
  6. ^ Pennanen, Timo (2006) (Finnish). Sisältää hitin - levyt ja esittäjät Suomen musiikkilistoilla vuodesta 1972 (1st ed.). Helsinki: Kustannusosakeyhtiö Otava. p. 263. ISBN 978-951-1-21053-5 
  7. ^ Norwegiancharts.com – Bay City Rollers – Wouldn't You Like It?”. Hung Medien. 2016年3月13日閲覧。
  8. ^ Swedishcharts.com – Bay City Rollers – Wouldn't You Like It?”. Hung Medien. 2016年3月13日閲覧。
  9. ^ Swsscharts.com – Bay City Rollers – Wouldn't You Like It?”. Hung Medien. 2016年3月13日閲覧。
  10. ^ BAY CITY ROLLERS | full Official Chart History | Official Charts Company”. 2019年8月16日閲覧。



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