電子レンジカイロ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 15:10 UTC 版)
中にゲル状の保温材や小豆やセラミックビーズなどが封入され、使用時に電子レンジで加熱して蓄熱させる方式のカイロ。日本ではもっぱら湯たんぽ代替として商品化されている。白元(現:白元アース)が「ゆたぽん」シリーズを2000年に発売してから一般化し、使い捨てカイロに対し就寝時にも使用できる(一部使用不可のものもあり)ため、冷え性に悩む成人女性に訴求し、ロングランヒット商品となった。ゲル状保温材で7~8時間、小豆、セラミックビーズ保温材のもので1時間ほど温熱が持続し、他カイロと比較して、温熱効果が緩やかであるため、就寝時に使用できることを訴求した商品が多く、また肩や腰、臀部のほか目元をリラックスさせる商品もある。白元アースの他、花王「めぐりズム」、小林製薬(桐灰シリーズ)などが生産、販売している。かつては、水や液体を保温材としたものも多かったが、破損によるやけど事故が相次ぎリコール対象となったため、ほとんど製造、発売されなくなった。また、小豆使用のものは虫による食害に注意せねばならない。
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