開発・製造までの経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 00:20 UTC 版)
「ツルベロ ラプター」の記事における「開発・製造までの経緯」の解説
南アフリカ最大の兵器コンツェルンであるデネル・ランド・システムズ(英語版)傘下のベクター小火器(銃器)事業部が、かつてイスラエルのIMI社(現IWI社)よりライセンス権利を購入し生産していたR4シリーズ(ガリル・アサルトライフル)の製造を、近年打ち切った。 しかしながら、治安の悪い南アフリカ国内の軍・警察機関におけるアサルトライフルの需要が存在するため、R4シリーズに代わる国産アサルトライフルを求める声は極めて大きかった。 ベクター事業部に次ぐ規模の銃器メーカーであるツルベロ・アーモリー社はスナイパー・ライフル、特に.50BMG弾薬や20mm機関砲弾薬を使用するロングレンジ/アンチマテリアルライフル(遠距離及び対物狙撃向けライフル)の製造を主とするメーカーで、この他に独特な外見とメカニズムを持つネオステッドショットガン(ツルベロ社傘下のネオステッド社原案)、イングラムM10を自国向けにアレンジしたサブマシンガンのBXPも製造していたが、主力製品となりうるアサルトライフルの分野はベクター事業部のR4シリーズに譲っていた。 だが、R4シリーズが生産完了となり、この機会をビジネスチャンスと見たツルベロ社は、R4シリーズに代わる次世代アサルトライフルの製造に名乗りを上げ、計画を打ち出した。 2005年に基礎を完成させたアサルトライフル・システムは“ラプター”と名付けられ、改良を重ねつつ2008年より本格的な生産及び販売を開始した。
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